Webサイトやブログをコピー(盗作)された場合の対処法
Webサイトを公開していると、ページをコピーされる事も珍しくありません。完全なる盗作行為なのですが、ネット上では簡単にコピーできる事や著作権が軽んじられているため、悪いと思っていない人も珍しくありません。
第三者にとってどの記事が元の記事なのかを判断することは難しいのが現実で、さらに問題なのは検索エンジンも完璧には元記事とコピー記事が判断できていないという事です。
基本的にGoogle(Yahoo)は、先に公開された方の記事を優先的に上位表示する傾向にありますが、コピー記事が上位に来る事も珍しくありません。場合によっては、元記事の方がコピー記事と判断された場合、検索結果から消えてしまう可能性もあります。
こういった事態を避けるために、以下の対策が効果的です。
多くの場合、これ以上の対策は不要ですが、場合によっては法的措置も検討しなければなりません。
盗用サイトを法的に訴える場合の手順
- 違反サイトのドメイン情報を得る
- ウェブ魚拓で盗用の証拠を残す
- Googleへ通報する
- 問合せ先が分かれば削除依頼をする
- ホスティング会社(ドメイン会社)へ削除依頼をする
- ホスティング会社へ発信者情報開示請求を行う
- 弁護士に相談する or 警察へ被害届を提出する
違反サイトのドメイン情報を調べる為にwhois情報が有効ですが、aguse.jpでは色々な情報がまとめて取得できます。
盗作しているサイトを削除されてしまっては、その証拠が残りません。検索エンジンのキャッシュにはある程度の期間残っていますが、いずれなくなってしまいますので、ウェブ魚拓などを使い、コピーされたページを残しておいた方が良いでしょう。また、Internet Archiveでは、過去のサイトの状態を確認する事ができます。
最終的に法的措置を取るとしても、まずはGoogleへの通報と盗用者に対して削除依頼メールを送ります。ただ、無視される事も多く相手が日本人とも限りませんので、対応に苦慮するかもしれません。
それでも駄目な場合は、ホスティング会社へ削除依頼したり、発信者情報開示請求を行います。無料ブログの場合には、サービス提供元へ削除依頼を出します。
しかし、ホスティング会社に削除依頼を出しても簡単には削除してもらえませんので、4で解決できない場合は、長期化する可能性が高いと言えます。
5の時点から弁護士に相談したり、警察へ被害届を出しても良いのですが、どちらにしても解決するまでに時間がかかります。ただ、弁護士を通じて盗用者に削除依頼を出すことで、削除してもらえる可能性が高まります。
ネット上の盗作問題で既に多くの裁判が行われていますが、労力や費用、損害賠償額などを考えると割に合わないケースが多いようです。
法的措置を取ったサイト
他にも色々と裁判に関する記事は見つかりますが、どの事例も時間やコストに見合うだけの賠償額を取れるケースはほとんどないようです。
私自身、裁判を行ったことはありませんが、経験者の話を聞くと心労という部分も大きいと感じています。裁判慣れしている人もいますが、一般の人には精神的にも肉体的にも厳しいと考えるのが妥当です。
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公開日:2011年4月17日
最終更新日:2013年12月4日
カテゴリー:HP初心者 パシのレンサバブログ