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スポーツ
“霊長類最強女”の礎つくる 亡くなった吉田沙保里選手の父
2014.3.11 12:41
五輪3連覇に世界選手権11連覇と勝ち続ける吉田沙保里選手の礎をつくったのが、11日に死亡が確認された元全日本王者の父、栄勝(えいかつ)さんだった。最大の武器のタックルは、父の厳しい指導から生まれたものだ。
吉田選手は3歳からレスリングを始めた。栄勝さんが自宅の敷地内に道場をつくると、兄2人と一緒に正月以外はほとんど休みなしで猛練習した。右利きだが、外国選手が苦手とする左構えの姿勢を取るのは栄勝さんの「左を制する者は世界を制す」の教えによる。
2012年のロンドン五輪で3連覇を果たした吉田選手は、セコンドに付いた父を肩車して感謝した。栄勝さんは昨年、「あいつが休みたいとかやめたいと思うまで好きなだけやればいい」と話した。レスリングの女王にとって最大の理解者だった。
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