iBeaconはBluetooth Low Energyを利用してiOSデバイスの位置情報を取得し、iOS上のアプリに情報を送ることができる機能だが、これまでは対応アプリが少なくともバックグラウンドで稼働している必要があった。

beeknの記事によると、iOS 7.1ではアプリがインストールされていればアプリが稼働していなくともiBeaconが利用可能になっているらしい。アプリがシャットダウンされていようともiOSデバイスが再起動された状態であってもiBeaconを検知することが可能だという。さらに、これまでは1〜2秒から1分の遅延があった処理が新OSでは即時に処理されるようになっているとのこと。

iBeasonを利用すると、お店の近くに来た人々に商品のセール情報やレストランのメニューをプッシュメッセージで送信することができるのだが、iOS 7.1ではアプリが起動されていなくともそれが可能になるということだ。iBeaconを利用したい店舗やアプリにとっては強力な拡張だが、一方、ユーザーにとっては至るところでiBeasonの嵐を受ける可能性もある。

お互いに上手に使って便利な機能になることを期待したい。

以下は、iBeasonの発信デバイスを開発しているEstimoteが公開している利用デモのビデオだが、上手に使うといろいろ便利になりそうだ。


 

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