現場の事務所で目を覚ます。
ああ、もうこんな時間か、仕事しないと。
顔を洗って、歯を磨いて、ネクタイをして、靴を履いて。
今やらなければならないことだけを済ませて、客先へ向かうために電車に乗る。
打合せできついことを言われてばかり、仕事が出来ないと生きているのも辛い。
一つの打合せが終わっても、もう一つの打合せがある。
戻りの電車で仮眠を取る。
身体が頑丈なのか肉体的にはまだまだ行けそうな気もするが、精神的にはとっくに限界を超えている。
折れたら折れたでいいかと諦める。
現場に戻ってきて、山のような仕事を片付ける。
片付けているとメールや電話でさらに仕事が降ってくる。
今日は帰ってお風呂に入りたいんだけど、そろそろ終電が迫っている。
この先にきっと過労死があるんだろう。
過労死したら悲しむ人より喜ぶ人の方が遥かに多いだろう。
ふらわまにあ。