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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。
参考食品安全情報ナビbyましゅうさん

2013-08-26

[]報道資料 金属混入、「麺」回収措置 

2013-08-22

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=56&page=safeinfo&mmid=327&seq=21060

食品医薬品安全処大田食品医薬品安全庁はSampyo食品株式会社が流通・販売した麺から発見された金属片(約 0.4cm)が製造工程で混入されたことが判明したため関連製品を販売中断して回収措置中である。

[]報道資料 アコニチン(Aconitine)成分検出食品回収措置 

2013-08-19

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=56&page=safeinfo&mmid=327&seq=21042

食品医薬品安全処は「바보환 B.B.P」から食品に使うことができない植物に含まれる成分であるアコニチンが検出されたため該当製品を流通•販売禁止及び回収すると発表した

[]報道資料 漆の使用基準に違反した漆加工食品回収•廃棄 

2013-08-14

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=56&page=safeinfo&mmid=327&seq=21030

食品医薬品安全処は食品原料として使用不可能な漆 (葉、根、 種子など)を使って製造した ‘漆加工食品’ 3製品を販売禁止及び回収•廃棄すると発表した.

回収対象製品は 五香(忠北沃川郡所在)が製造した‘오향참옻물’, ’금강옻물’, ‘오향참옻티백’ (お茶など)など 3製品である.

※ 漆(学名 : Rhus verniciflua)は幹に限って食品原料に使うことができる。使用基準としてウルシオールをとり除いた水抽出物を漆ニワトリまたは漆カモ料理用としてのみ使うことができる。また醤油類, 醗酵酢, 濁酒, 薬酒, 清酒, 果実酒に限って醗酵工程の前にだけ使用可能

[]報道資料 有害成分検出「ダイエット標榜食品」回収•廃棄措置 

2013-08-14

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=56&page=safeinfo&mmid=327&seq=21027

食品医薬品安全処は最近国内外インターネットサイトでダイエットなどの効果を広告して販売中の22製品を収去して検査した結果、3製品から食品に使うことができない有害成分が検出され、該当製品を販売禁止及び回収・廃棄すると発表した。

・アメリカ B&A Health Product INCが製造した ガルシニア抽出物含有750mg×90カプセル製品からセンノシドA, Bがそれぞれカプセルあたり 0.035mg, 0.043mgずつ検出された.

・アメリカ J&H Besta Corpが製造した ’スリム30‘(無表示)製品からデスメチルシブトラミン成分がカプセルあたり 19.610mg 検出された.

・アメリカ Jefferson Foods Corp.が製造した 'スリムエックススーパードライブ‘ 製品(0.4g×30カプセル)からシブトラミンが 34.107mg, シルデナフィルが 2.493mg フェノールフタレインが 0.019mgずつそれぞれ検出された

[]参考資料 日本産の輸入冷凍マグロから放射性物質微量検出

検査実査課 2013-08-13

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=57&seq=21021

食品医薬品安全処は日本産輸入冷凍まぐろ(刺身の材料用切り身) 1件から放射性セシウム(137Cs)が基準以内だが微量検出されたと発表した。

放射能微量検出冷凍まぐろ(1,000kg)は日本静岡県で船積みされて ‘13.8.8日輸入申告されたもので放射能検査の結果セシウム(137Cs)が 1Bq/kg 検出された.

これは日本産食品の放射能基準(100Bq/kg)の 1% 水準である

参照として、食薬処はホームページ「日本原子力発電所食薬情報部屋」に基準値や放射能微量検出食品に対する情報などを公開している。

[]子どもの中毒事故:新しいアプリが救急と予防を助ける

Poisoning accidents among children: New App Facilitates First Aid and Prevention

22.08.2013

http://www.bfr.bund.de/en/press_information/2013/24/poisoning_accidents_among_children__new_app_facilitates_first_aid_and_prevention-187685.html

BfRとBMELVの共同発表

ドイツでは9つの中毒情報センターに年間20万件の問い合わせがある。そのうち半分が子どもで、子どもの事故は一番が転落2番目が中毒である。最もよくある中毒原因は家庭用洗剤やボディケア用品の誤飲である。この種の中毒は通常症状は軽いが、医薬品や有害植物、腐食性物質、ランプオイルなどの場合には危険である。正確な評価と速やかな救急が重要である。そのためのスマートホン用無料アプリを発表した。“Poisoning Accidents Among Children”(もちろんアプリはドイツ語)

[]認可されたナチュラルヘルス製品(Prema G)が表示されていない危険な成分を含む

Authorized natural health product (Prema G) contains hidden dangerous ingredient

August 23, 2013

http://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2013/35289a-eng.php

Prema G(NPN: 80035944)にヒドロキシホモシルデナフィルチオンが含まれる

製品の写真有り

[]カルガリーの店舗でOM Fusion Distributors LLCの危険な製品やその他の未承認健康製品が発見された

Dangerous products from OM Fusion Distributors LLC and other unauthorized health products found at Calgary store

August 23, 2013

http://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2013/35267a-eng.php

ロシア語の製品69件。抗菌剤や抗炎症剤など多様

製品の写真有り

[]サバ中毒 中国:(GD) サバ

PRO/EDR> Scombroid fish poisoning - China: (GD) mackerel

2013-08-23

http://www.promedmail.org/direct.php?id=20130823.1898159

Date: Fri 23 Aug 2013  Source: Shenzhen Post [edited]

古いサバを食べて26人が病気になったが回復したとシンセンCDCが報告した。ヒスタミン中毒はよく見られる。

[]化学兵器−シリア(第7報)

Chemical weapons - Syria (07)

2013-08-25

http://www.promedmail.org/direct.php?id=20130825.1900325

[1]Date: Fri 23 Aug 2013 Source: Indianapolis Star, USA Today report [edited]

犠牲者を治療していた医師少なくとも6人が死亡、患者の衣服に付いていたものが原因と疑われる。

1995年の3月に日本のテロリストカルトオウム真理教によるサリン攻撃でもファーストレスポンダーが同様の症状を示した。

[2]Date: Sat 24 Aug 2013 Source: Doctors Without Borders/Medecins Sans Frontieres [edited]

国境無き医師団は白井彼のダマスカス行政区で3病院を支援している。2013年8月21日、朝の3時間以内に約3600人の患者が神経症状で来院し、そのうち355人が死亡したとされる。2012年から国境無き医師団はダマスカス行政区の医療ネットワークと協力しており支援を行っている。安全上の理由でスタッフは現地に行くことができない。病因で働く医療従事者から痙攣や垂涎、縮瞳、視力低下、呼吸困難などの症状で多数の患者がきていることを伝えられている。MSFが提供したアトロピンで治療しているが補充を計画している。確認はできないがこれらの情報から神経毒が使われたことが示唆される

[]シリアのいわゆる化学兵器−専門家の反応

SMC

Alleged chemical weapons in Syria – experts respond

August 26th, 2013.

http://www.sciencemediacentre.co.nz/2013/08/26/alleged-chemical-weapons-in-syria-experts-respond/

シリア軍がダマスカスで化学兵器を使ったとされる件について、政府は国連の視察を許可した

英国SMCが以下のコメントを集めた

前の国連視察官でSouthampto n大学化学健康安全アドバイザーDavid Kinnison博士

現地での化学分析が、使われたかどうかを判定するのに役立つだろう。ビデオ映像から得られる情報もあるが限られる。

Leeds大学環境毒性学Alastair Hay教授

私はビデオを見たが何らかの強力な窒息剤が使われたことを示唆している。ビデオが本物なら致死的な何かが使われたように見える。より多くの情報がなければわからない。

[]反フッ素活動家がWaikatoの化学者を外そうとする

SMC

Anti-fluoride campaigner tries to sideline Waikato chemists

August 23rd, 2013.

http://www.sciencemediacentre.co.nz/2013/08/23/anti-fluoride-campaigner-tries-to-sideline-waikato-chemists/

今朝のWaikato TimesでMike Matherが、ハミルトンの水のフッ素添加住民投票に関する反フッ素活動家と大学の研究者の紛争を報道した。その記事の紹介

反フッ素活動家が科学を黙らせようとする

ハミルトン市の議員で反フッ素活動家のRoger Stratfordが、Waikato大学の化学科に、今週、フッ素添加を支持するような見解を出すなという手紙を送った。反フッ素の支持者は疑似科学に基づいていることを批判されている。大学の化学科長Michael Mucaloは人々が科学的に正確な情報得ることが重要である、としている。

[]公示:Ortigaには表示されていない医薬品成分が含まれる

Public Notification: Ortiga Contains Hidden Drug Ingredient

8-22-2013

http://www.fda.gov/Drugs/ResourcesForYou/Consumers/BuyingUsingMedicineSafely/MedicationHealthFraud/ucm365991.htm

FDAの検査で、ebayを含む各種ウェブサイトで多様な健康状態用と宣伝されているOrtigaから、処方薬成分ジクロフェナックが検出された。消費者は直ちに使用を中止し廃棄すること。

製品の写真有り

[]論文等

  • 肺がん:世界の災厄

The Lancet

エディトリアル

Lung cancer: a global scourge

Volume 382, Issue 9893, 24–30 August 2013, Pages 659

今週は9月7-11日に2013年ヨーロッパ呼吸器学会がバルセロナで開催されるのを迎えて肺がん特集

肺がんスクリーニングについては米国の予防医療専門委員会が55-79才の年に30箱以上の喫煙者などにCTスクリーニングを薦める案を発表したことで費用対効果などについての議論が盛んになっている。一方で多くの国ではCTスクリーニングの議論は関係ない。貧困と断片的医療制度で多くの肺がん患者は診断すらされない。最優先は予防、特にタバコ対策である。

  • Scienceショット:ダメなコーヒー豆をどうやって見分けるか

ScienceShot: How to Spot Crappy Coffee

2013-08-22

http://news.sciencemag.org/chemistry/2013/08/scienceshot-how-spot-crappy-coffee

世界で最も高価な、そしてにせものが溢れるKopi Luwakの識別が可能になるかもしれない化合物10ほどがJournal of Agricultural and Food Chemistryに発表された。リンゴ酸とクエン酸濃度が高い、イノシトールとピログルタミン酸の比が高い、など

  • 海の魚は深いところでより多くの水銀を得る

Ocean fish acquire more mercury at depth

25-Aug-2013

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2013-08/uoha-ofa082213.php

表面では光化学反応で有機水銀化合物が分解される

メチル水銀は深海で生成し表層で分解される。魚がどのへんにいるかも魚中メチル水銀濃度に関係する。

  • 今後数十年太平洋の魚の水銀濃度は増加する可能性が高い

Mercury levels in Pacific fish likely to rise in coming decades

25-Aug-2013

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2013-08/uom-mli082213.php

ミシガン大学とハワイ大学のNature Geoscienceに発表された研究。

中国やインドが石炭をたくさん燃やすため。

  • 有害ナノ粒子がヒト食品供給網に入っているかもしれない

Toxic nanoparticles might be entering human food supply

22-Aug-2013

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2013-08/uom-tnm082213.php

ミズーリ大学の食品中のナノ粒子検出法を開発。Journal of Agricultural and Food Chemistryに発表。

(農家がナノ銀を農薬として使ったとあるが、登録されている農薬にそんなのあったっけ?アメリカの広い農場で使える?)

  • 研究がヒ素の有害影響に肺障害を加えた

Study adds lung damage to harmful effects of arsenic

22-Aug-2013

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2013-08/uocm-sal082213.php

新しい研究が低−中程度の飲料水中ヒ素が肺機能を傷害することを確認した。井戸水のヒ素濃度約120 ppb(安全だとされる量(注:飲料水基準。日本のミネラルウォーター基準は50 ppb)の約12倍)で数十年の喫煙に相当する肺障害を招く。特に男性による喫煙はヒ素による肺障害をさらに悪化させる。American Journal of Respiratory and Critical Care Medicineに発表されたバングラデシュでの研究。2000年に始められて2006年に拡大された約20000人をフォローしたヒ素の健康影響縦断研究(HEALS)。

  • 肥満の健康リスク−より良い指標が必要

The Health Risk of Obesity—Better Metrics Imperative

Rexford S. Ahima,  Mitchell A. Lazar

Science 23 August 2013: Vol. 341 no. 6148 pp. 856-858

世界中で肥満が増加している。肥満は糖尿病、心血管系疾患、がん、不眠、非アルコール性脂肪肝、変形性関節症などの主要リスク要因であるが、BMIで定義される肥満はある条件では生存率を改善する。この肥満−死亡率パラドックスを巡る論争について検討する。

その他

  • バークレーのアトラジン活動家が、大学の研究費が減ったことについて言い争い、「巨大農薬企業」を非難し訴えるという

Forbes

Berkeley Anti-Atrazine Crusader Blames 'Big Ag', Set To Sue, After University Dispute Over Dwindling Research Funds

Jon Entine, 8/19/2013

http://www.forbes.com/sites/jonentine/2013/08/19/1577/

(一部抜粋)

カリフォルニア大学バークレー校のTyrone Hayesが、研究費がないため少なくとも一時的に研究室を閉鎖することになった。彼はよく使われている除草剤アトラジンについて他の研究者が再現できず説得もできない大量の研究を発表し続けてきた。彼は大学が、アトラジンの製造元であるスイスのシンジェンタ等からの圧力に屈して彼の研究室を閉め出したのだと主張している。

この話は1999年に始まる。Hayesは当時ノバルティスの契約研究者としてアトラジンの研究をしていた。Hayesはアトラジンがホルモン異常を誘発することを発見したと主張し、その後ノバルティスを離れたHayesはこの発見により自分は追放されたのだと主張している。3年後にHayesはアトラジンがカエルの性の異常を引き起こしそれはヒトでもおこるとする大ヒット論文を発表した。Hayesの主張は他の同様の研究で意味のある関連が認められないにもかかわらず嵐を巻き起こした。その後10年間、彼は化学企業の大きなとげであり、そのずさんな研究方法と奇抜な行動で評価担当の規制当局の頭痛の種であり続けた。しかしHayesは自分を「巨大な悪の多国籍企業が警鐘を鳴らす科学者を弾圧して有害な化合物を販売し続けている」という物語として提示し、反化学物質活動家は批判的解析をすることなくその話を拡散した。

アトラジンは世界で最も多く使用されている農薬のひとつで、最もよく調べられている化合物の一つでもある。過去40年間に7000の研究が行われた。EUでは科学的レビューの結果が許容できないリスクとはならないというものであったにもかかわらず2003年に活動家団体のキャンペーンにより販売されていない。しかし現在EUではアトラジンとほぼ同じ性質の、イデオロギー上の標的にはならなかったテルブチラジンが使用されている。

Hayesは反化学物質活動家の英雄であるが科学コミュニティにとっては厄介な存在であった。

大学の担当者は、事態はHayesの主張より平凡で、実験室や動物の維持管理の代価を彼が常に払っていないので、部門の担当者がお金を引き落としたら彼の使える額が減っただけとしている。大学は企業とは関係ない。

  • 皮膚がんの死亡率が男性で70%高い

Skin cancer death rates 70 per cent higher in men

Wednesday 21 August 2013

Cancer Research UK Press Release

http://www.cancerresearchuk.org/cancer-info/news/archive/pressrelease/2013-08-20-skin-cancer-death-rates-70-per-cent-higher-in-men?view=rss

悪性黒色腫による死亡率は、診断数が同程度なのに男性のほうが女性より70%高い。毎年6200人の男性が悪性黒色腫になりそのうち1300人が死亡、女性は6600人が発症し900人が死亡する。これは男性の方が進行してから診断される可能性が高いことを示唆する。場所の違いもある。女性は腕や足が多いのに男性は背中や胸が多く、背中の場合は見つけにくい。

  • リンゴジュースはコカコーラと同じくらい糖を含む、と専門家が警告

Hills News

Apple juice as sugary as Coca-Cola, experts warn

Aug. 26, 2013

http://www.hillsnews.com.au/story/1728424/apple-juice-as-sugary-as-coca-cola-experts-warn/?cs=27

オーストラリア栄養士会のスポークスマンKellie Bilinskiが、リンゴジュースはしばしば健康的な選択肢として選ばれるが、(カロリーについては)コーラを飲むのと変わらない、という。