小保方博士と理研は『公開実験』を早くやるべき!

 新しい万能細胞、『STAP細胞』について、筆頭著者、小保
方博士たちのこれまでの対応ぶりは適切ではない。当の理化
学研究所、ハーバード大学の態度も煮え切らない。
 しかもここに来て、この研究で作成されたSTAP細胞から
作った幹細胞が正常に増殖するかを調べた部分、17行にわ
たって、ドイツの研究者のES細胞の実験の記述と同一だった
と読売新聞が伝えた。
 これは通常の真っ当な科学論文ではありえないことである。
『序論』などでこれまでのこの分野での研究の歴史などを述
べるときなど、他の、同じような分野の、英語圏の著者の英
文を1,2行真似ることはあり得るが、自分の実験、研究課
程の記述で、他人の文章を17行もほぼそっくり拝借するこ
とは許されない。
 理研や他の共著者が『ささいなミス』と言って擁護してい
るが、これでは納得されないだろう。このような場合、本当
にSTAP細胞を作る様子を公開実験で示すことによってのみ、
論文の真価が示せる。理研と著者、とくに小保方博士は早急
に公開実験に踏み切るべきである。
 同じようなことは物理学の分野でも起こったことがある。
レントゲンがX線を発見したときにも多くの人が追試ができ
ず、またX線が何ものかも説明つかなかった。そこでレント
ゲンはクリスマス当日にもかかわらず公開実験をやって、手
の指の骨をみごとに映し出してみせたのだ。
 小保方博士は一日も早く、公開実験をやるべきだ。そうで
なければ事体はますますひどくなる。場合によっては早稲田
大学の博士号まで取り消しになる可能性すらあるのだ。
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大槻義彦プロフィール
早稲田大学名誉教授 理学博士(東大)
東大大学院数物研究科卒、東京大学助教、講師を経て、早稲田大学理工学部教授。
この間、ストラスブール大学客員准教授、ミュンヒェン大学客員教授、名古屋大学客員教授、日本物理学会理事、日本学術会議委員、などを歴任。
専門の学術論文162編、著書、訳書、編書146冊。
近著『大槻教授の最終抗議』(集英社)、『子供は理系にせよ』(NHK出版)など。
物理科学雑誌『パリティ』(丸善)編集長。
『たけしのTVタックル』などテレビ、ラジオ、講演多数。

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