2009年06月24日

第7話 「アカ薔薇革命」ー2

「どうぞ。」
いたたまれなくなって生徒会役員室に逃げるようにして転がり込んだ朝陽様に、生温かいお茶が出された。
「ありがとう。」九条様はお茶を出した下級生に礼を言う。
「そういえば。」
執務をこなしていた見澤要子様は、同じように執務をこなしていた一条里沙様に言った。
「昔、似たようなことありましたよね。。阿佐比さんがらみで。」
里沙様は一瞬だけ遠くを見るようなそぶりをして答えた。
「そう言えば。あったわね。」
              ○
ごきげんよう。
ごきげんよう。
平和な地球市はアカな人たちによって見守られてる。
汚れないその心を包むのは真っ赤な制服。
特定アジアの平和は乱さないように、特定アジアの機嫌は損ねないように。
ミサイルを撃ち落とすなんて事はあってはならないのがここでのたしなみ。
もちろん、九条改正や核武装なんて考える不届きモノはいない。
日本国憲法第9条様。それはアカの園。
              ○
むかしむかしのこと。
阿佐比さんは里沙様が大好きだった。
「今となってはもう、どうでもいいことなのだけれど。」
里沙様はお茶を飲みながら、思い出話をし始める。
ふとしたきっかけで関係は最悪になったのだ。
「でも今から考えると、阿佐比さんの行動は一貫してるわね。亜細亜校区共栄圏を唱えて結果的に我が校に大損害をもたらしたこととか。」
里沙様はいった。
「・・・ま、改めて考えるとむかつくけれど。」
「聞いた話では新聞部の発行部数が減ってるらしいです。
・・・噂ですけど、発行部数を誤魔化して新聞部員に押しつけてるとか・・・。」と要子様が言った。
(※押し紙
外野がいろいろと言ってる間に九条様は少しは冷静になったらしい。
同時に怒りが爆発しそうになった。
上級生の手前、何とか押さえたけれど。
(わたしはこんなキャラじゃないわたしはこんなキャラじゃないわたしはこんなキャラじゃないわたしはこんなキャラじゃないわたしはこんなキャラじゃないわたしはこんなキャラじゃないわたしはこんなキャラじゃないわたしはこんなキャラじゃないわたしはこんなキャラじゃないわたしはこんなキャラじゃないわたしはこんなキャラじゃないわたしはこんなキャラじゃないわたしはこんなキャラじゃないわたしはこんなキャラじゃないわたしはこんなキャラじゃない(以下ry)
呪文のようにそう心の中で唱えると、あらあら不思議と心が軽くなったのだった。

(次回に続く\(^o^)/)
タグ:押し紙
posted by 安崎うえは\(^o^)/@東亜+ at 10:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 本編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月14日

現実逃避?閑話休題(T)

(-@∀@)<このブログは何なの?バカなの?死ぬの?

      おとといきやがれ。KYサンゴ新聞>(・ω・`)

(-@∀@)。oO(気を取り直して・・)

(-@∀@)<更新の頻度が低いのではないか?


  ネタは一杯あっても、話作るのはなかなか難しい。

  それでも普通の創作に比べれば元ネタがある分、まだ楽。
  ------------------------------V-------------------
                        (・ω・`)

(-@∀@)<だいたいアカ薔薇革命って何?黄薔薇革命の真似?

    おめーの裏切りネタだよ。捏造新聞>(・ω・`)



                      (続く)
posted by 安崎うえは\(^o^)/@東亜+ at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 現実逃避 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月29日

第7話 「アカ薔薇革命」プロローグ

ごきげんよう。ごきげんよう。
平和な学校はアカな人たちによって見守られてる。
汚れないその心を包むのは真っ赤な制服。
特定アジアの平和は乱さないように、特定アジアの機嫌は損ねないように。
ミサイルを撃ち落とすなんて事はあってはならないのがここでのたしなみ。
もちろん、九条改正や核武装なんて考える不届きモノはいない。
日本国憲法第9条。それはアカの園。



何か変だ。
アカ薔薇様こと九条朝陽様は登校するなりそう思った。
何か違和感をかんじるのである。
それが果たしてなんなのかとはっきり分からなかったのだけれど・・・・・。
「いえ、別に何も感じませんが。」
1年アカ薔薇組、平 和(たいらの なごみ)は尋ねられて困惑しながら答えた。
「そう。ならいいのだけれど・・・。」九条朝陽様は廊下を歩きながらつぶやくように言った。
おかしい。なぜ、彼女は気がつかないのだ?
制服が赤くないのに・・・・・。

変と言えば、朝一のぶら下がりな彼女も変だった。
彼女、新聞部部長、2年アカ薔薇組、安佐比 留華(あさひ るか)のことである。
今朝、挨拶をしても彼女は無視をしたのであった。
教室に入ろうとしたが、廊下にまで彼女の声が聞こえてきた。
「・・・・はっきりいって九条さんなんて独りよがりだよね。」
え?
九条朝陽さまはドアノブに手を掛けたまま硬直した。
なんていった?
「理想論ばかり追いかけてさ。本当は嫌われてるのよ。その証拠に他の学校に招待されないじゃない?」
留華さんはぼろくそ悪口を言っていた。
朝陽様は体中が震えてきた。
かすかに手が当たって、ドアが開いてしまった。
「・・・・。」やばいといった感じで留華さんはだまりこんだ。
「・・・・わかってるわよ・・・・。」朝陽様は絞り出すような声で言った。
「でも!!私を持ち上げてきたのはあなたたちじゃない!!さんざん友愛だのなんだの言って持ち上げてきたのはあなたたちじゃない!!」
本当に心底失望したように、朝陽様は言った。
これは悪い夢だ。
絶対にこれは悪い夢でなければならないはずだった。



タイトル名は某小説から。
テーマは朝日新聞の変節について。
友愛は某党首の戯れ言より。
第7話「アカ薔薇革命」→第8話「アカ旗さして(仮)」は続編。
九条様が見てる・シリーズ初めての長編。
え?・・・・KY事件・疑惑編はまだかって?
<丶`∀´><何のことニカ?
posted by 安崎うえは\(^o^)/@東亜+ at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 本編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月26日

第6話「理想と現実」

ごきげんよう。ごきげんよう。
平和な学校はアカな人たちによって見守られてる。
汚れないその心を包むのは真っ赤な制服。
特定アジアの平和は乱さないように、特定アジアの機嫌は損ねないように。
ミサイルを撃ち落とすなんて事はあってはならないのがここでのたしなみ。
もちろん、九条改正や核武装なんて考える不届きモノはいない。
日本国憲法第9条。それはアカの園。



近隣に北共和高校という学校があるのだが、そこの現生徒会長は、一言で言えば、キレていた。
近くに迷惑がかかるから花火打ち上げるのを自粛しろと要請しても、スルーしたのである。
(花火=核及び軍事力;大河ドラマ「ニホンちゃん」の設定より)
花火自粛についても、亜細亜区校区だけで集まろうと、中央共和学園生徒会の呼びかけにより行われてきたわけではあるが。(六者協議)

最近、打ち上げ花火を打ち上げて、日本校の上空を通過していった。
それに飽きたらずまた花火遊びをしたのである。

最近、部数落ちに悩んでいた新聞部部長、2年アカ薔薇組、安佐比 留華(あさひ るか)は、ずばり、生徒会長に聞いてみた。
「なぜ、北高の花火遊びを止められないのでしょう?」
「九条さんがあの学校にいないから。」
posted by 安崎うえは\(^o^)/@東亜+ at 12:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 本編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月18日

第5話「新聞部の憂鬱」

ごきげんよう。ごきげんよう。
平和な学校はアカな人たちによって見守られてる。
汚れないその心を包むのは真っ赤な制服。
特定アジアの平和は乱さないように、特定アジアの機嫌は損ねないように。
ミサイルを撃ち落とすなんて事はあってはならないのがここでのたしなみ。
もちろん、九条改正や核武装なんて考える不届きモノはいない。
日本国憲法第9条。それはアカの園。

これはゆゆしき事態だわ。
新聞部部長、2年アカ薔薇組、安佐比 留華(あさひ るか)はそう思った。
我が新聞部の発行する新聞はこの学校の象徴だけれども、なぜか発行部数が落ちているという不可解な現象が起こっていた。
この学校の生徒数はそれなりに多い。
にも関わらず、発行部数が落ちているということは、読まないバカ・・・じゃなく読まない方が増えてるということだろうか。
まあ、それはともかく彼女は校内に取材に出かけた。

「あ。」
廊下でこの学校の風紀委員長、海原映子様と出くわした。
「ごきげんよう。海原様。」
「あら、安佐比さん。取材?」
「はい。」
見ると海原様は1年とおぼしきファンを連れている。
まったく、この1年も見る目が無い。
九条様の方がもっとステキだろうに。
ほんの一瞬だけど、なんとなくそう思った。
「校内を回れるんですか?」
「ちょっと校外に。」
てことはまた不良のたまり場に行くんだ。
まったく辞めればいいものをと心の中では思いつつも、安佐比さんは笑顔で海原様を見送った。
それからしばらく廊下を歩いていると、4〜5人の取り巻きを引き連れた九条様と出会った。
「あら、安佐比さん。」
阿佐比さんは先ほどの海原様のファンの人数を無意識に思い出した。
何か・・・・同じような人数のような気がするけど・・・・・気のせいよね。
阿佐比さんは早々とそう結論付けた。
九条様はこの学校のスターである。
それに匹敵するような勢力はあってはならないのだ。

翌日、数百人の取り巻きを引き連れた九条様という見出しの学校新聞が出回ったのでした。


ネタもと
タグ:アサヒる
posted by 安崎うえは\(^o^)/@東亜+ at 23:19| Comment(0) | TrackBack(1) | 本編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする