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人生の時間を切り売りするということ
ウォンテッドリー株式会社Founder, CEO シゴト日記
仲 暁子
2014/03/10

学生時代、色んな単発のバイトをしました。一番つらかったのはティッシュ配り。一日が永遠に思えた。時計の針が、凄く、物凄くゆっくりと過ぎていく。こんなに強く「時間よ早く過ぎてくれ」と思ったことは、ありませんでした。
 
そのとき、自分の人生の時間を切り売りするような働き方は、絶対にしないと誓いました。
 
シゴトって英語ではWorkっていいますよね。My workって、自分の作品ってニュアンスもあります。自分のシゴトを自分の作品制作のように、(決して自分のエゴをぶつけるという意味ではないですが)自分の名前を冠しても恥ずかしくないように、創意工夫をして取り組むと、気がつけばのめり込んで、時間の切り売りじゃなくなるんです。
 
時間の切り売りにするかしないかは、結局自分なんですよね。自分が変われば、同じ状況でも、シゴトは面白くなる。
 
もし自分の頭の中で、「定時まであと何分」ってカウントしてる人、「金曜まであと何日だ」ってなってる人は、自分の一度きりの人生を、自らドブに捨ててるようなものです。死ぬことは凄く恐れているくせに、人生を捨てていくことは、じんわり茹で上げられていくカエルが騒がないのと一緒で、気付かないんだと思います。
 
寿命は、減るよりは、増える方が誰しも嬉しいですよね。人生の時間が減ることを願う人なんていない。けど、ティッシュ配りをしていた私は、自分の人生の時間が減ることを強く強く願っていた。
 
時間の切り売りは、勿体無い。自分の作品作り、と思って、作品作りに励むと、自然と面白くなってくるはず。オーナーシップ。それでも面白くない場合は、環境を変えてもいいかもしれない。
 
シゴトに向かう自分のスタンス、改めて自分に問いかけてみて、ください。

仲 暁子
ウォンテッドリー株式会社 - Founder, CEO
仲 暁子(なか あきこ) ウォンテッドリー株式会社代表取締役CEO 1984年生まれ。京都大学経済学部卒業後、ゴールドマン・サックス証券に入社。退職後、Facebook Japanに初期メンバーとして参画。2010年9月、現ウォンテッドリーを設立し、Facebookを活用したソーシャルリクルーティングサービス『Wantedly』を開発。2012年2月にサービスを公式リリース。 高校留学中、留学生同士のコミュニティサイト運営に携わる。大学では、大学の履修情報やキャンパス周辺の生活情報を掲載したフリーペーパーを立ち上げ、京都市内の中小企業向けにHP制作会社を設立。Faceboo... つづきを読む

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