2014年3月8日03時00分
進み出した津波被災地の復興と、いまだ見えぬ福島第一原発事故の収束。東日本大震災から間もなく3年が経つ。県内各地では今年も、追悼イベントが相次いで開かれる。
「人と人のつながりをつくることで、避難者の人たちに、決して1人ではないんですよと伝えたい」。光照寺(宇城市)の副住職、糸山公照さんはそう話す。
震災から月日が経つ中で、避難者の孤独死が増えているという話を仲間の宗教者などから聞き、胸が痛んだ。心のケアや、避難者を1人にしない「つながり」が求められていることを改めて痛感し、昨年2月、地域住民や避難者らの交流や支援の輪を広げる目的で「うきのわ(宇城の輪)」を始めた。
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