浜岡原発の廃炉を求め、中電豊橋営業所までの道のりを歩く参加者=豊橋市駅前大通で
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東三河で脱原発活動に取り組む四つの市民団体が九日、中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の廃炉を求め、豊橋駅前で「3・11追悼 なくそう浜岡原発東三河集会」を開いた。
四百人が参加。地元ミュージシャンが歌って会場を盛り上げた後、安間慎実行委員長(71)は「浜岡原発に一大事あれば、百キロ圏内の東三河はもちろん、全国に被害が及ぶ。廃炉を求めるほかない」と宣言した。
その後、東日本大震災の被災地に黙とうをささげ、各団体の代表者がメッセージを読み上げた。
集会後、参加者はのぼりやプラカードを掲げながら、駅前から中電豊橋営業所(神明町)までの往復一・六キロメートルを行進し、浜岡原発の廃炉を訴えた。
集会には、八日早朝から一泊二日で浜岡原発−豊橋駅の八十キロを歩き、道中で寄付金を募った市民グループも合流。この日に会場で集まった募金と合わせ、計八万四千四百六十四円に達した。
(西田直晃)
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