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【プロ野球】

内海 開幕投手は譲らん 正攻法で虎退治

2014年3月10日 紙面から

◇巨人3−2阪神

 巨人の内海は4イニングを1安打無四球で、失策絡みの1失点と順調な調整ぶりを示した。打線は新外国人アンダーソンが3安打1打点。阪神先発のルーキー岩崎は4回に制球難から3点を失った。新人捕手の梅野が適時三塁打でアピール。

     ◇

 隠すものなど何もない。今年初の伝統の一戦。しかも開幕カードで激突する宿敵の虎が相手だったが、正攻法で倒した。

 迷うことなく、開幕カードで先発することが確実な内海をマウンドに送った。4イニングを1安打1失点(自責0)と完ぺきに近い投球だった。

 内海は相手打者に球筋をじっくり見られたと感じた。「気持ち悪かった。見てきてるなと感じながら投げた。エサをまかれている、という雰囲気の待ち方」。だがチームとしては、それも想定内。ローテの順番や調整を最優先した結果だった。

 開幕投手について、原監督は「15日くらいに考えようかな。難しい選択じゃないよ。パッと決まる時には答えは一つよ。しかし今は決めてない」と明言を避けた。現時点で菅野が開幕投手を担う有力候補だが、内海の状態もいいだけにうれしい悩みだろう。

 今年初の阪神戦を前に指揮官は「うちはうちの戦い方をする」と明確な方針を示していたがその通りに戦い、勝った。これでオープン戦は4連勝だ。

 今年の虎の印象について原監督は「評論家に聞いてよ。われわれはいつも死力を尽くして戦うのみです」と多くは語らなかったが、その表情には揺るぎない自信が漂っていた。 (伊藤玄門)

 

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