番組・イベント最新情報 「とれたてフジテレビ」
あの不朽の名作が…この夏、現代に蘇る!『若者たち』
『北の国から』の演出家・杉田成道と、今を代表する演技派キャストが大集結!
全ての世代に支持される今世紀屈指のヒューマンドラマが此処に登場!
更新日:2014/3/10
フジテレビ開局55周年記念ドラマ
『若者たち』
7月クール放送
このドラマは、ある作品をベースにしている。それは…
1966年にフジテレビ系列で放送された青春ドラマ『若者たち』。登場するのは貧しい5人の兄弟(田中邦衛、橋本功、佐藤オリエ、山本圭、松山省二)。幼いころに両親を亡くし、兄弟だけで力を合わせて生きてきた。このドラマでは、5人兄弟がたくましく生きてゆく姿を通し、まだ残る戦後の傷跡、社会の貧困、学歴社会、学生運動など当時の社会問題を鮮烈に描き、若者はもちろん、多くの人々の共感を呼び、世代を超えて支持された。また同じぐらい、その主題歌「若者たち」(当初タイトル「空にまた陽が昇るとき」)は、強烈な印象を放って多くの人に影響を与え、今も人々の記憶に深く刻まれている。
しかし、今回のドラマは当時の作品をベースにしつつも、あくまで“今の社会”を切り取った現代版として、また兄弟だけではなく、彼らと関わる者たちとの青春群像劇として制作される。
“今の若者たち”を演出するのはドラマ界を代表する名匠!
この現代版『若者たち』の演出を務めるのは、世代を超えて今も人々の記憶に残る名作ドラマ『北の国から』で知られる希代の演出家・杉田成道。
その杉田成道はこのドラマを企画するにあたり、次のように語る。
「1966年、僕は学生寮で一つのテレビに釘付けになっていました。人が懸命に生きるということ、なぜ生きなければならないかということ、こうした台詞が速射砲のように繰り出されるドラマに胸を締め付けられる感動を覚えました。題名を『若者たち』と言いました。
それから四十数年、今の日本は“見えない明日への不安”が蔓延する状況となりました。しかし、一方で“人の絆”の大切さが認識もされてきました。時代は変わる、しかし、変わらないものもある。それは“青春”でしょう。若さとは、不安と矛盾でのたうち回り、理想と現実の狭間に苦しみ、恋愛に未来を想い、人生に意味を見つけようと苦闘する姿であります。それは、誰もが通る道であり、そこには“光”がなければなりません。人生はバトンリレーのようなものならば、僕らは先輩達から受け継いだバトンを次の世代に受け渡す使命があると思い、新たな『若者たち』を考えてみました。次の世代に“希望”を抱いてもらいたいと切に願って…。」
さらに、杉田成道と共に演出を務めるのは、『Dr.コトー診療所』などを手掛けた中江功、『最高の離婚』などを手掛けた並木道子といった最強の布陣が揃い、今の“若者たち”を熱く、激しく、感動的に描いていく。
ドラマ史上最高に豪華な演技派キャスト陣による芝居のぶつかり合い!
ドラマの大きな特徴としては、兄弟たちが世の中の矛盾や理想について熱く議論することが挙げられる。5人兄弟が一緒に住み、毎日のように激しい言い合いをし、時には大ゲンカをしている、ということ。
学歴。就職。リストラ。格差。孤独。仲間。夢。恋愛。結婚。生命。幸せ…。
時代が変わっても普遍的なものから、現代ならではの若者の悩みや問題など、さまざまなことが生じていく。
今回のドラマでは、この兄弟5人だけではなく、それぞれの人生に影響を与えていく相手(恋人や憧れの人)を含めた群像劇として“今の若者たち”を描く。そのキャストには、本来なら各々がドラマや映画などで主役を担っているような実力ある俳優女優陣が集結し、フジテレビ開局55周年記念という冠にふさわしい豪華な布陣がそろった。
長男役には、妻夫木聡。
次男役には、瑛太。
長女役には、満島ひかり。
三男役には、柄本佑。
四男役には、野村周平。
そして、彼・彼女たちの人生に大きく関わってくる相手として…
蒼井優。
橋本愛。
吉岡秀隆。
みな、今回の企画に賛同し、また杉田成道の演出のもとで芝居をしたいという思いを共にする。
このドラマで、彼らが一体どんな演技を見せてくれるのか、そしてまた、どんな展開になっていくのか、この布陣を見ただけでも期待感が高まるのではないか。
プロデューサーの石井浩二は、
「有り過ぎるほどの魂を持った俳優・女優陣に集まっていただき、自分自身がワクワクしています。その魂のぶつかり合いで、きっと目が離せないシーンの連続になるはずです。このドラマでしか見られない最高のアンサンブルを、今の若い人はもちろん、かつて“若者たち”だった方々も含めて、全ての世代に見ていただければと思います。今の日本に希望はないのか?いいえ、そんなことはありません。このドラマは、明日を生きる糧になると自負しています。」
と語る。
また、このドラマの脚本を担うのは、ドラマ『家族ゲーム』『ジョーカー 許されざる捜査官』、『電車男』、映画では「テルマエ・ロマエ」「クローズZERO」などを手掛けた武藤将吾。その斬新な切り口、ユーモアある描写、引きこまれるストーリーテリングに定評のある彼が、杉田成道たちと初めてタッグを組む。
そして、先にも触れたが、ドラマだけにとどまらず当時の社会に大きな影響を及ぼした主題歌「若者たち」。この歌は当時の人々に、生きること、生きねばならぬことを教えていた。そして、生きることの厳しさ、そして尊さは、当時も今も変わらない…。この歌を、今回の現代版『若者たち』ではアレンジを加え、「さくら(独唱)」など抜群の歌唱力を誇る森山直太朗が歌うことが決まっている。この名歌に新しい息吹を吹き込み、聞く人全ての魂を揺さぶってくれる。明日も頑張ろうという気持ちになって…。
フジテレビ開局55周年記念ドラマにふさわしい最高のキャストとスタッフが結集し、今世紀を代表する青春群像劇として、また屈指のヒューマンドラマとして、『若者たち』は今後も語り継がれるドラマとなるだろう。
♪「若者たち」
作詞;藤田敏雄 作曲;佐藤勝
君の行く道は 果てしなく遠い
だのになぜ 歯をくいしばり
君は行くのか
そんなにしてまで
君のあの人は 今はもういない
だのになぜ なにを探して
君は行くのか
あてもないのに
君の行く道は 希望へと続く
空にまた 陽がのぼるとき
若者はまた
歩きはじめる
番組概要
タイトル
フジテレビ開局55周年記念ドラマ『若者たち』
放送時期
2014年7月クール
出演
妻夫木聡、瑛太、満島ひかり、柄本佑、野村周平/蒼井優・橋本愛/吉岡秀隆 他
スタッフ
- 脚本
- 武藤将吾(ドラマ『家族ゲーム』『ジョーカー 許されざる捜査官』『電車男』、
映画「テルマエ・ロマエ」「クローズZERO」ほか) - プロデュース
- 石井浩二(『それでも、生きてゆく』ほか)
- 演出
- 杉田成道(『北の国から』ほか)
中江功(『Dr.コトー診療所』ほか)
並木道子(『最高の離婚』ほか) - 制作
- フジテレビドラマ制作部
2014年3月10日 フジテレビ広報部 ※掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。