バレンタイン:自治体が「恋届」受け付け…告白予定日は?

毎日新聞 2014年02月14日 19時38分(最終更新 02月14日 19時51分)

流山市が受け付けを開始した「恋届」
流山市が受け付けを開始した「恋届」

 バレンタインデーの14日、千葉県流山市では「恋届(こいとどけ)」の受け付けを始めた。少子化対策を進める市が、結婚を前にした男女の「恋する思いを応援する」という取り組みだ。届け出用紙にはカップル2人の氏名、出会いの場所、日時、2人で訪れたい場所などを記載する。「告白予定日」を書く欄もある。

 希望者は、特設サイトにある届け出用紙に記入のうえプリントアウトし、市役所マーケティング課などに置かれた「受付印」を押す。直接、市役所で届け出用紙を受け取り、記入してもいい。

 届け出用紙は婚姻届のような行政文書スタイルだが、「恋届」を市が受理することはなく、法的効力もない。受付印も市職員ではなく、希望者自ら観光地のスタンプ感覚で押すことになる。「受けつけるのはあくまで2人の『思い』です」と市関係者。

 この取り組み、片思いをテーマにした5月公開予定の邦画「百瀬、こっちを向いて」のロケ地になったことがきっかけ。特設サイトは「百瀬、−−」のオフィシャルサイトから入ることができる(5月末まで)。http://momose-movie.com/

【橋口正】

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