東芝が、REGZA Tablet AT503と家電を連携するアプリ「家電コンシェルジュ for REGZA Tablet」の提供を開始しました。
家電コンシェルジュは、エアコンや冷蔵庫、洗濯機、シーリングLEDなどの家電とAT503をホームゲートウェイで接続し、家電の運転状況や節電の設定などができるアプリ。また、iOS7向けに外出先からエアコンを操作できるアプリ「RZ家電リモ」も提供します。家電コンシェルジュは東芝サービスステーションで無料提供、RZ家電リモはApp Storeから無料でダウンロードできます。
家電コンシェルジュは、エアコンや冷蔵庫、洗濯機、シーリングLEDなどの家電とAT503をホームゲートウェイで接続し、家電の運転状況や節電の設定などができるアプリ。また、iOS7向けに外出先からエアコンを操作できるアプリ「RZ家電リモ」も提供します。家電コンシェルジュは東芝サービスステーションで無料提供、RZ家電リモはApp Storeから無料でダウンロードできます。
2つのアプリを連携させることで、外出先からエアコンを操作できるようになります。運転状況の確認、温度、風量設定、運転モードの変更ができ、たとえば、家に着く前にエアコンをONにして部屋を暖かくするといった使い方が可能です。
アプリの利用にはインターネット接続環境が必要。またタブレットは家庭内無線LAN経由でインターネットに常時接続し、タブレットの電源も常時ONにしておく必要があります。
家電コンシェルジュ 単体では、自宅内に限定されるものの、対応する家電の細かいコントロールや確認が可能。シーリングライトの明るさ調整はもちろん、冷蔵庫の庫内を画像で確認したり、洗濯機の排水経路のつまり、洗濯物のかたよりまで見ることができます。一般的な家電連動型アプリに比べできることが多いのでまとめました。
エアコン
・エラー内容をお知らせ
・運転状況の確認
・ON/OFF、温度設定
・複数台を一括操作
・消費電力の確認
照明
・照明の消灯
・明るさの切り替え
・照明モードの切り替え
冷蔵庫
・冷えが悪い時のお知らせ
・設定時刻に庫内画像で確認
・運転状況確認、節電設定
・製氷用水の有無確認
・消費電力の確認
・長時間扉解放のお知らせ
洗濯機
・排水経路のつまり、洗濯物の片寄りをお知らせ
・運転終了のお知らせ
・運転状況の確認
・洗濯の残り時間の確認
・消費電力の確認
・乾燥、糸くずフィルターのつまりをお知らせ
対応する家電は、エアコンは「RAS-GDRシリーズ」、LEDシーリングライトは「LEDH80120YLC-LT2」「LEDH81120YLC-LT2」「LEDH82120YLC-LT2」「LEDH82010YXLC-LT1」、冷蔵庫は「GR-G56FXV」「GR-G51FXV」、洗濯機は「TW-Z96X1L」「TW-Z96X1R」です。また、それぞれ別売の「HAアダプタ HNW-ADB1」が必要(冷蔵庫の庫内確認をする場合は別売の「庫内カメラユニット HNW-RCB1」が必要)。価格は、HAアダプタが9800円、庫内カメラユニットが19800円。エアコンは専門業者の取付料金もかかります。
東芝は家電がネットにつながりスマートフォンと連携するスマート家電に力を入れており、今回もタブレットが家電のコンシェルジュになることを謳っています。
コンシェルジュと言うだけあり、できることは確かに多いのですが、現時点では対応タブレットが2013年6月発売のAT503しかないことや、AndroidではRZ家電リモが提供されていないなど、使用できる人が限られています。
さらに、対応家電であっても別売のアダプタを購入せねばならず、金銭面でもハードルは高くなっています。現状ではごく一部の人に対する付加価値にしかなっていないため、今後は他社端末への対応や、オプションを追加せずに連携機能が使える家電の拡充、さらには他社の家電への対応など、スマートな連携に期待したいところです。