リナレス、荒川下して世界王座の挑戦権
<プロボクシング:WBC世界ライト級挑戦者決定戦10回戦>◇8日(日本時間9日)◇米ラスベガス・MGMグランドガーデンアリーナ
元世界2階級制覇王者の同級5位ホルヘ・リナレス(28=帝拳)が同級2位・荒川仁人(32=八王子中屋)に判定勝ちし、世界王座の挑戦権を得た。
序盤からスピードと技術で上回るリナレスが左アッパーや右ストレートを軸に攻め続けた。打たれながらも前に出てくる荒川のプレッシャーをかわしながら、的確にパンチをヒットさせた。両者ともにダウンはなかったが、リナレスが何度か荒川をぐらつかせ、ジャッジ3人中2人が100-90というフルマークのポイント差をつける判定勝ち(3-0)をおさめた。
これでリナレスは左拳負傷で戦線離脱中の同級王者オマール・フィゲロア(米国)への挑戦権を手にした。フェザー級、スーパーフェザー級に続く3階級制覇を目指す。
[2014年3月9日13時0分]
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