2011年01月25日
EA機能紹介: シーケンス図のref
これも既にご存じの方も多いような気もしますが、改めてご紹介。
シーケンス図は、正常系の他、さまざまな場合の異常系についても記述することで、処理を明確にできるとともに、クラス図での過不足を洗い出すことが可能です。
その結果、多くのシーケンス図を作成する必要があることがあります。
そのような場合に、「共通部分」をくくりだして別のシーケンス図にし、ref(参照)のフラグメントをシーケンス図に配置するような形にしておけば、変更が入る場合の修正範囲を減らすことができます。
例えば、以下のような処理があるとします。
別の処理をシーケンス図で明示する場合に、この内容が共通であると仮定します。その場合には、プロジェクトブラウザから対象のシーケンス図を別のシーケンス図にドロップして「相互作用の利用」を配置します。そして、不足しているメッセージを追加します。
これで、共通部分があることが明示できます。このrefをダブルクリックすると、定義元のシーケンス図に移動できます。
この方法を利用する場合、標準では、移動した後戻る手段がないので、こちらのアドインを活用してください。
また、シーケンス図では、このアドインを利用すると効率が上がります。これは、次のバージョンではEnterprise Architectのインストーラに含まれる予定です。