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最近、姪が縁あって助教と言う仕事に就かれている方と結婚が決まりそうです。
姪御は、キャリアも長く仕事を止めるにはもったいない感じではありますが、本人は妊娠、出産を機に家庭に入る事も考えているようです。
只、相手の方は、どうも仕事を続けて欲しい様子との事。
なんでも、不安定な職業の様な言い回しで話しているとの事。
キャリアとしては、助教→准教授→教授となりますが、もちろん万年助教の可能性もある訳で。
そうなった場合、定年というか60歳頃まで同じ職場に身を置く事が可能なのでしょうか?
大学への就職者は身内にも親しい方にもおらず、知識がとても乏しいのです。
いったい彼は何故安定性の無い感を匂わせているのでしょうか。
姪が我が身内の中で、彼の職業の一番理解者である筈ですが、どうも彼女の関心が薄く、どの様な道を辿る職業かどうも把握出来ずにおります。
彼女の母である妹も、歯がゆい思いをしています。
それによって、姪が産後も働き続ける可能性、そして私の妹の育児参加度合いも考慮出来るからです。
詳しい方々、是非ご教示願えないでしょうか。
ユーザーID:1952837663
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不安定でしょう | チュパカブラ | 2010年1月13日 21:04 |
准教授になってしまえば、定年までいることも可能でしょうけど、助教ポストのほとんどは任期制です。したがって、二年ないしは三年の任期が終了してしまうと、他のポストを探さなければなりません。もちろん他の大学や研究機関にポストがあることもあれば、ポストが無い場合もあり得ます。
任期の無い助手というポストがあったときは、とくに理系の実験系の学部では、設備の整った旧帝大で研究を行うために、業績的には地方国立の教授くらいにはなれるような研究者でも、あえて旧帝大の助手のままでいる人も多数いましたが、それも遠い過去の話です。
トピ主さんがお聞きになったとおり、助教は不安定なポストですので、可能であれば姪御さんには働き続けてもらった方が良いでしょう。
ユーザーID:5852040690
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不安定というか | みい | 2010年1月13日 21:12 |
大学の世界は、不透明で、汚い世界です。
学問より権力争い、派閥争いに巻き込まれ、いきなり追い出されるケースもあるということです。
お若いのなら、共働きで。または資格を取っていつでも大黒柱をチェンジできるような妻でいたほうがいいです。
ユーザーID:1037816478
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助教には2種類ある | 大学准教授 | 2010年1月13日 21:17 |
助教は、最近導入された職位で、一般的には若手の研究者が就く研究職といえます。
昔でいう研究助手にあたる職位です。
ただ、助教には2種類あります。
パーマネントの助教と、任期付きの助教です。
若手の研究者が就くというところがポイントなのですが、若手の研究者は、ひとつの大学で安住せず、研鑽を積んでポストを互いに競争して獲得すべきであるという考え方があります。
基本的にはアメリカのマネなんですが、そういう考え方が入ってきたのはここ15年くらいのことでしょうかね。
競争という考え方をいれることで、研究業績を伸ばそうということです。
で、そういう考え方のもとに導入されたポストの助教は、任期付きの場合が多いです。
ここ何年かの間に助教になった人は、こちらの助教が多いです。
任期を決めて、その間に業績をあげなければ次の職がありません。
ただ、そういう考え方を採用していない大学の人や、それ以前から既に助手をやっていた人ですと、任期付きではない、ずっと雇ってもらえる助教になっていることがあります。
ずっと働けますからこちらは安定してます。
逆に任期付きの助教ですと、不安定な立場と言えます。
ユーザーID:3192737839
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以前の「助手」のことです。 | 金平糖の精 | 2010年1月13日 21:17 |
大学院卒の20代女性です。
ご親戚のご結婚、おめでとうございます。
何年か前に「助教授」が「准教授」と呼ばれるように変わりましたが、「助手」が「助教」と呼ばれるようになりました。
その方の勤務先はどこですか?
首都圏?地方?
国公立?それとも私立?
あと、文系か理系かも分からないと有用なアドバイスできません。
私は東大の文系の研究科卒ですが、たぶん、ですけど、今すでに助教になっているのなら、そんなに心配することないと思います。
今、研究者志望の学生は大変です。博士号を取得したにもかかわらず、まだどこの助教にもポストがなくて就職できず、非常勤講師をかけもち、という状況が多いですから。
もう助教になっているのであれば、勿論これからも研究を頑張って実績をつまなければいけませんが、安定性がないということはないと思います。
ただ、少子化で定員割れし、募集を停止する大学も増えてきています。どんな大学に勤めているかによるので、上記のことを再度投稿するといいと思います。レスもしやすいと思います。
それよりその姪御さん、自分の(彼の)ことなのに無関心、っていうのが心配です。
ユーザーID:9177281132
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任期付きでは? | SCI | 2010年1月13日 21:17 |
助教が不安定であるという理由としては、
(1)任期がついていて、再任される保証がない
(2)有期雇用のため、期限が来ると雇い止めとなる
(3)プロジェクト的な研究組織で、一定期間後に解散する
などが考えられます。
なお、これらの雇用条件は、教授であってもあり得ます。
それと、これからは、大学の倒産も増えると言われています。
ユーザーID:7827583030
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期限付きなのだと思われます。 | 任期制助教 | 2010年1月13日 21:20 |
助教ですと、ステップアップしていかないとだめですよね。
不安定なのは、おそらく任期付なのではないでしょうか。
としたら、おっしゃられるのもごもっともかと思われます。
そうでなくとも、姪御さんはキャリアもあるのになぜ、やめられるのでしょう。
何か理由でもあるのですか?
ユーザーID:5846851867
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任期があるからですよ | 大学の助教です | 2010年1月13日 21:28 |
相手方の男性の気持ちが痛いくらいよく分かります。任期がついているのでしょう。5年任期、再任可みたいな。
現在の大学の助教は確かに不安定です。それでもポスドクよりかは遥かに恵まれているでしょう。
キャリアにもよりますが、30歳国立大学の助教で年収500万といったところでしょうか。
その男性、おそらく任期が付いているのでしょう。
教授どころか万年助教にもなれないのでしょう。
ステップアップして講師以上の任期なしポストにつくしかありません。
そうでなければ、道を変えるしかありませんが、残念ながら現在の企業では大学での研究・教育経験は実務経験に値しません。非常に厳しいと言わざるをえず、最悪、専業非常勤の道をたどるケースも多々あるからです。
彼の不安な気持ちは間違いなく本物だと思います。だから奥さんに仕事を辞めてほしくないのですよ。
ユーザーID:4221657197
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将来は? | らんぷ | 2010年1月13日 21:29 |
助教というのはかつては助手と言ってました。
講師→准教授→教授と言う道筋が決まっているわけでもなく
期限付き(3年とか5年とか)助教というのもあります。
上のポストが空いてもあがれるとも限りません。
論文を書かなかったり、能力がなければ定年まで助教
というのもあります。年収5〜600万でしょう。
ユーザーID:4375992056
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助教 | やっちゃん | 2010年1月13日 21:34 |
姪御さんの御結婚に際して、伯母様としてかなり御心配なされているようですね。
知っている範囲ですが参考になればと思います。
>なんでも、不安定な職業の様な言い回しで話しているとの事。
現在は助教も准教授も、「パーマネント」と「任期付」の2つの立場があります。
パーマネントはいきなり首ということはありません。基本的に定年までは在職できることにはなっています。
任期付は任期が終わった後のことは保証されていません。在任中に成果をあげて次のポジションを得る、というのが流れになります。
どのような分野でご活躍されている方かわかりませんが、成果が出るかどうか、次に准教授になれるかどうかは運次第の所もあるかもしれません。
そのようなことで、不安定、との言い回しをされているのではないでしょうか。
>定年というか60歳頃まで同じ職場に身を置く事が可能なのでしょうか?
パーマネントならば居続けることは出来るかもしれませんが、助教は教授、准教授の下で働く形になっていますので、教授が定年等でいなくなった場合にはどうなるかわかりません。
以上です。
ユーザーID:6883355446
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学部、専攻は? | 博多っ子 | 2010年1月13日 21:53 |
お相手のかたは、どのような大学で、どのような学問を志しておいででしょうか?それによって今後の見通しも、かなり違いますので。
私は、大学の助手をしている主人と、主人が25歳のときに結婚しましたが、この人は、必ず教授になれる人だと確信しておりました(笑)。
根拠はないです。私は主人の研究については何もわかりません。
主人の立場が不安定ならば、自分が家計を支える覚悟もしておりました。
いろいろご心配でしょうが、姪御さんが納得しておいでなら、心配しても仕方の無いことです。また大学での今後のことは、本人の努力次第でどうにかなるというものでもないので、確かなことは言えないでしょう。誠実な方だと思いますよ。
ユーザーID:0148586257
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任期かな? | に〜 | 2010年1月13日 22:06 |
才能のある助教が将来に不安を感じるとすれば,その職に任期が付いていて,再任不可ということが想像されます。その場合,新たな就職先を探さなければなりません。
才能に不安を感じているとすれば,再任の条件を満たすことへの不安かもしれません。
任期のないポストの場合,助教のまま定年まで勤めることは可能ですが,教育者・研究者としては耐え難いかもしれません。
思いつくのは,これくらいです。
ユーザーID:9970067854
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アカデミアの入り口 | ぷよりん | 2010年1月13日 22:22 |
旧帝大で助教をしています。
我々が安定した立場になるのは、任期の無い立場で自分の研究室を持った時です。
大概は「教授」と呼ばれる立場です。
そして、助教というのはそこに向かうスタートラインです。
本題ですが、一般的には、助教→講師→准教授→教授、となりますが、
最近は年功序列で上がれるケースはほとんどありません。
30代の教授がいる反面、逆に相応の実績がない人の場合は任期切れで失職します。
要するに、レースに勝ち続けて教授になるまでは、
全く安心できる身分ではないのです。
そして、当然、みんな命がけで研究をしますので、
朝から晩まで研究をするのは当たり前、プラス才能と運が要求されます。
春と秋は学会ラッシュで丸一月家に居ません。
どれだけ論文書いたか、お金をとってきたかに汲々しています。
学会賞をとるために懇親会などで政治活動もしなくてはなりませんし、
何より次のポストを得るために走り続けなくてはなりません。
はっきり言って、助教で結婚できるのは思いっきり結果が出ている人か、
自分の現状を認識していないかのどちらかです。
ユーザーID:9732611894
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コネと実力 | キラ | 2010年1月13日 22:31 |
助教というのは昔でいうところの助手ですね。
自分の研究をしつつ、学生に直接指導する役職です。
順調に行けば准教授、教授ですが、旧帝大生え抜き組みでも
そう簡単にはいきません。
研究のセンスがあり、論文をコンスタントに発表することと、
教授等のパイプラインを活用してポストを確保して、成果を
挙げ続けることができないと難しいです。
事業仕分けで若手の研究費が大幅カットされた影響もあって
先行きは厳しいものがあります。もちろんその中でも生き残る
人はいるわけで、全部だめというわけではありません。
出世するにしろ、しないにしろずっと同じ職場ということは
まずありません。特に若手のうちはいろいろなところを転々とする
可能性が高いです。准教授・教授にしてもポストのあるところに
いくことになりますので、どこにいくかはわかりません。
天才クラスの実力のある人にとっては天職だと思いますよ。
ユーザーID:3136844598
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主人は准教授です | トマトケチャップ | 2010年1月13日 22:33 |
私の主人は昨年某大学の准教授の採用試験に合格しました。
助教授と准教授の間には大きな壁があります。
助教授は、一見言葉尻は良いですが、この業界ではアルバイトと同じです。大学で自分の研究室も持てません。
准教授(教授)になると初めてその大学に雇用され、自由に研究もでき、一定のサラリーが入ります。
ただ採用されるためには実績を積まないといけません。寝る間を惜しんで論文を書き、認めてもらう必要があります。
今はこれがとても狭き門ですが、ここまでこないと安定した収入はなく、厳しい生活を余儀なくされます。
それに教授の手伝いやら雑務で休みなんてほとんどありません。私も最初は淋しくて何度離婚しようと思ったか。
三年目の今になってやっと理解できてきました。
正直大変です、甘い新婚生活などありません。それが現実。
ユーザーID:3742242500
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たいてい時限つきです | 元関係者 | 2010年1月13日 23:01 |
ほとんどの場合、更新は一回か二回、エスカレータ式で準教授になれたのは昭和60年くらいまでの話。
つまり、更新までの間に次のポストを決めねばなりません。運よく国立大学の準教授になれたとしても、そこも時限つき。最初の更新までに成果をあげ、二回目の更新までに次のポストを決めます。
こんな事が延々と教授職につけるまで続きます。しかし、教授になったからといって安心できるかというとそうでなく、安定するためにはきょうびジリ貧の私立大学に就職するか、民間に流れるほかないです。頑張って下さい。
ユーザーID:9236257034
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重要なのは「任期付」か否か | 大学関係者 | 2010年1月13日 23:02 |
大学の教員をしています。一般論としてですがお答えします。
助教というのは、大学における職位のランクでは教授・准教授に次ぐ3番目のランクです。かつての「助手」「専任講師」の名前が変わったもので,授業をもてる大学の教員です。
おそらくトピ主さんにとって重要な情報は、多くの大学では助教には任期制(一般に3〜5年)が導入されているという点です。また、任期制にも2種類あり、その大学の准教授(終身雇用)への昇格を前提としている場合(もちろん審査はあります)と、昇格を前提とせず、任期終了後は他大学のポストを探さなければならない場合とがあります。
おそらく、姪御さんのお相手の方は任期付きの助教なのだろうと思いますが、任期終了後、今の大学、あるいは他大学の准教授として採用される可能性は、その方や姪御さんが一番良くご存知だろうと思います。
確かに終身雇用ではないという意味では不安定な身分ではありますが、すでに助教の職にあるということは、若手の研究者としては高い評価を得ており、終身雇用の准教授の一歩手前まで来ていることを意味していますので、過度に不安に感じる必要はないだろうと思います。
ユーザーID:2323347189
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私だったら専業主婦希望の方とはとても結婚できないです | しん | 2010年1月13日 23:16 |
たぶん、国立大学の特任助教だと思うのですが、だとすれば私と同じ身分です。
だとすれば任期は3〜5年で、その間に相応の業績を上げることが求められます。
業績が不十分なら再任はありませんし、業績が十分でも自分の研究分野の予算が縮小されれば職は消滅する、きわめて不安定な身分です。
(「仕分け」が話題になっていましたが、仕分けの結果がそのとおりに実施されれば全国で千人規模の助教が職を失っていた可能性もありました)
身分に「特任」とついていなければ契約上はいつまでもいられる可能性がありますが、そもそもそんな職はほとんど残っていませんし、その場合も業績が上げられなければいづらくなってやめることになると思います。
大学は定員を縮小していますから、助教職のうち教授に昇進できるのは4〜5人に1人であると思われ、他の大多数は企業などに就職先を探すことになりますが、この不況ですからコンビニでバイトということも覚悟しなければならないでしょう。
私だったら専業主婦希望の方とはとても結婚できないです。
ユーザーID:8952787191
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助教は任期付きのことが多いのです. | 大学勤務者 | 2010年1月13日 23:17 |
理系・文系などの学部によっても変わりますが,一般的に助教というポストは,
1. もともと任期付きである
2. 契約上任期はついていないが,一定期間後に昇任できるか判断され,
昇任できなければ別のポストに移ることを求められる
ということが多いのです.昇任できるかは本人の業績の他,ポストが空くタイミングなど本人の能力とは関係ないところで左右される場合もあります.
パーマネントのポスト(一般的には,准教授に相当するポスト以上であることが多い)につくまでは,不安に思うのは仕方がありません.だから仕事を辞めて欲しくはないのだろうと思います.仮に現状で昇任の目算が立っていたとしても実際に決定するまでは楽観したくない気持ちはよく分かります.
昇任できない場合どうなるかは大学により違いますが,定年まで助教というのは現在では困難だと考えた方がよいでしょう.学部,専門分野など,場合によって将来の見通しの困難さの見通しは全く異なるのでよく婚約者(でしょうか?)と話し合われることをお勧めします.
ユーザーID:7981423472
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任期があるのでは? | 准教授 | 2010年1月13日 23:21 |
最近の助教は、昔の助手とは異なり、3年程度の任期がついている場合がほとんどだと思います。任期は1回限り更新される、あるいは更新なし、というような条件で働いておられるのではないでしょうか。
業績と運があれば、別の大学で准教授にステップアップできるかもしれませんが、うまくいかなければ無職ということもあり得ます。結婚なさるのなら、絶対に仕事をやめない方がよいですし、彼が任期のない定職を得るまでは子供も作らない方がいいと思いますよ。
ユーザーID:9349749909
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いまや助教はほとんどが期限つきです | アルファ | 2010年1月13日 23:28 |
理工系であると仮定しまして・・・・私のいる工学系の大学では助教は3年から5年の期限付きで採用されます。その間に学生たちの研究の指導や、研究室の雑事を引き受け、研究をし、論文を発表します。論文数やその質を実績として、独立行政法人の研究施設や、大学、高専などのアカデミックポストを狙って応募し、運よく採用されればステップアップ、期限内にポストがみつからなければ・・・別のところで助教をやるか、ポスドク、そしてまた3〜5年後に同じことをする、ということになっています。
ステップアップのポストは公募ですが、ものすごい倍率です。それはそれは厳しいです。
工学系でも以前は万年助手、といわれる人たちもいましたが、今はその人たちは定年となり淘汰されています(理系でも他分野だとまだいるようですが)。つまり、助教は、決して安定した職業ではないので、姪御さんのお相手の方としてはリスクマネジメント、ってことで奥様のお仕事はキープしておいてほしいのだと思いますよ。
ユーザーID:4653145887
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