日本ボクシングコミッションを前事務局長が提訴 部下への高圧発言で降格処分 産経新聞
>誤った事実認定に基づく降格処分は不当として、財団法人日本ボクシングコミッション(JBC、東京)の前事務局長、安河内剛氏(51)が24日、JBCを相手取り、処分の無効確認や慰謝料500万円の支払いなどを求める訴えを東京地裁に起こした。
さて、安河内氏の降格処分の理由に関しては、部下へのパワーハラスメント、女性問題、不正経理問題、また、大震災当日に予定されていた興行をほったらかして逃避してしまった等々、単なるボクシングマニアの僕でさえこれだけ浮かぶわけですが(ただし、確かに、その詳細が事実かどうかは公にはなっていない)、これと、一説には亀田一家とただならぬ関係にあったとも囁かれてもいましたね…
これに関しても、その事実が明確に暴かれたわけではありませんが、亀田ジムが承認された経緯や、様々な優遇対応(亀田史郎氏の観客への暴行未遂、家族ぐるみの反則騒動等への罰則は比較的緩かった)があった印象ありますね…
また、なんと言っても、印象的なのは、内藤大助選手を判定で破った亀田興選手が初防衛戦でポンサクレックに判定負けした際、その試合後に史郎氏が時の事務局長であった安河内氏に詰め寄って、「お前の首とったるからな」とか、「テープ(録音済みの物と思われる)を公開したるからな」なんて叫んだと報じられましたね…
これに関しては様々な憶測が飛び交いましたが、まぁ、火のないところに煙は立たない、と僕個人は感じましたが、まぁ、単純に想像力を働かせれば…
「なんでうちの興毅が負けさせられたんじゃ、勝たせると約束したろうが!! 裏切りは許さんで!!!」
…なぁんて、背景が浮かんでしまいますが、まぁ、これに関してはあくまで想像であります(笑)
で、財団法人であるJBCは内紛騒動に発展、一時は安河内派と反対派で分裂しかけたほどでしたが、現事務局長である森田健氏が新事務局長となり、安河内氏が降格処分を受ける形で収束していたわけですが、今になってなんでまた…と思わないこともないですが、安河内氏にしてみれば、その憤りはずーっと収まろうはずもなかったわけですね…
>安河内氏をめぐっては昨春、不正経理などに関する内部告発が相次ぎ、団体分裂騒動に発展。昨年6月、JBCが不正経理などの事実については認められない、とする調査結果を発表する一方、部下への発言などを理由として処分した。
現在、JBCはまだコメントを控えている、という状況ですが、今後が気になるニュースであります…
つまり、ボクシングファンが、「ボクシングそのもの」を素直に愛せるかどうか?というもっとも重要な部分に密接に関係してくるわけですね…
試合内容や選手ではなく、こんな外野の苦々しい話題がさらに広がってゆくのははっきり言っていただけませんね…
僕たちボクシングファンにしてみれば、こんな権力争いの飛沫や、こんな暗澹たるドロドロの話題は実に迷惑なのだ…
正常にして透明なる運営以外、何も望んではいないわけで、あくまて、ボクシング界の主役はボクサーたちであり、その激闘そのものなのだから…
御愛読感謝
つづく