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【ゴルフ】

森田理香子 開幕戦連覇ならず

2014年3月10日 紙面から

ダイキン・オーキッド・レディース最終日、18番でチップインイーグルを狙い、3打目を放つ森田理香子=沖縄・琉球GC

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◇ダイキン オーキッドL<最終日>

 ▽9日、沖縄県南城市・琉球GC(6473ヤード、パー72)▽曇り、気温14・2度、風速7・2メートル▽賞金総額1億円、優勝1800万円▽61選手(うちアマ2人)▽観衆5795人

 愛知県犬山市のお寺に住むタイのO・サタヤ(30)が6バーディー、1ボギーのベストスコア67をマーク。通算8アンダーに伸ばし、前日までの2打差を逆転して今季初優勝を飾った。昨年5月のほけんの窓口レディース以来の日本ツアー通算2勝目。前日首位だった森田理香子(24)=リコー=は史上初の開幕戦連覇はならず。斉藤愛璃(24)=程ケ谷=、渡辺彩香(20)=ユピテル=らとともに2打差の2位に終わった。

 昨年と同じ晴れやかな笑顔で最終日を終えることはできなかった。逆転を許しての2打差2位。女王・森田の今季開幕戦は、成長も課題も見える戦いになった。

 1番は3メートルを決めてバーディー発進。2番でボギーをたたいたが、4番、7番とパー5でバーディーを重ね、順調に単独首位に躍り出た。しかし11番パー5。2打目が予期せず強い追い風に乗り、さらに悪い方向へキック。「1センチぐらい外に出て止まってました」とOB。このボギーで、2組前のサタヤに逆転を許した。14番でバーディーを取り返したものの、16番では1メートル弱のパーパットをミスした。

 そして、2打差を追って迎えた最終18番パー5の2打目。ここが最大の見せどころとなった。残り240ヤードで手にしたのは、ドライバー。“直ドラ”ショットに挑んだ。「2月のフロリダ合宿で何発か練習した。ティーショット以外でドライバーを使ったのは初めて。ライもよかったし、もう(追いつくには)イーグルを取るしかなかったから」。打球はわずかにグリーンに届かず。結局パーに終わったが「大事な場面で打ったら、先につながるかなと思った」と言い切った。

 3日間の自己評価は「もったいないところもあったけれど、それ以上にいいショットもいいパットもあった。自分では満足してます。まあまあいい開幕だった」。昨年は快勝、今年は惜敗からの出発。自身の現実をしかと受け止めつつ、森田は「勝ちたいですね」と、次戦に今季初勝利を誓った。 (月橋文美)

 

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