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【大リーグ】

田中将大、自己流製法を解禁 通訳立たせ33球 周囲はビックリ

2014年3月10日 紙面から

 マーが自己流調整を解禁した。ヤンキースの田中将大投手(25)は8日、6日のオープン戦登板から中1日でブルペン入り。左手側にスタッフに立ってもらい、変化球を交えて33球投げ込んだ。体重移動を修正するために日本でも取り入れていた練習方法だが、見慣れない光景に周囲からは驚きの声がもれた。

 球を受けたマーフィー捕手が“マー流”に目を丸くした。「あんな練習見たことないね」。黙々と腕を振る田中の左前方約1メートルの位置には、背中を向けた堀江通訳の姿。一風変わった練習方法の意図を、田中将は「しっかりと無駄なく、捕手の方向に体重移動ができてるかという(確認)」と説明。時折、スプリットがワンバウンドする場面もあったが、力強い球を投げ込んだ。

 オープン戦初登板となった6日のフィリーズ戦では、投球フォームに「ブレがあった」。この日は、左側に“壁”を設けることで、左足を真っすぐ踏み出す意識を体に染みこませた。周囲の反応にも、本人は「日本でいつもやってた練習ですよ。投球練習なんで、自分の工夫次第でしょ」とサラリ。投球数の管理が徹底されているメジャーのキャンプ。その中で、右腕は自己を貫きながら、新しい環境に適応していく。 (タンパ穐村賢)

 

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