時として意外なが映り込んでいるGoogoleマップ。その中でも、これは特別な意味を持つ大切な記録だ。
1989年9月19日、UTA航空772便はパリに向かうため、コンゴ共和国を飛び立った。
サハラ砂漠上空を飛行中、事件は起きた。何者かが持ち込んだ爆弾が爆発したのだ。乗組員15名を含む170名、全員がフランスの地を踏む事はできなかった。
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その18年後、事件の記録と犠牲者の弔いのため、被害者の遺族らが記念碑を作り始めた。
飛行機の残骸の多くは、そこにそのまま残っていた。ここはサハラ砂漠のど真ん中。撤去する事もままならないのだ。
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残骸を掘り起こし、砂を落とす。
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手作業で石を並べ、形を作っていく。現地に住む人々も協力してくれた。
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およそ60メートルの円を描く。
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石はトラックで運ばなければいけなかった。70キロの距離を何度も往復し、完成まで2ヶ月かかった。
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壊れた主翼先端部分。犠牲になった全員の名前を記す。
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主翼を立てる。
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割れた鏡は、被害者一人一人を表す。
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170の鏡を並べる。
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事件はその後に調査された結果、リビアのテロリストが引き起こした物だとされた。リビア政府は責任を認め、遺族に補償金を支払った。
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砂漠の真ん中に刻まれた記憶。被害者の悲しみが癒えることはない。
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この記録は、永遠にGoogle Mapに残り続けることになる。
出典: Wkipedia、Google MapGreen Prophet