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【プロ野球】

楽天も6連勝

2014年3月10日 紙面から

◇楽天4−3中日

 中日は山井が4イニング1失点とまずまずの内容。先発カブレラは2回に4連打を浴び、4イニング2失点。定位置確保を狙うベテランの荒木が2安打2打点と活躍。楽天は先発ローテ入りを狙う森が4イニングを3四球3失点と制球に課題を残した。

 気分が悪いわけがなかった。サヨナラ勝ちを収めた楽天が6連勝だ。試合後の会見。話題が連勝に及ぶと、星野監督は約20秒の沈黙。そして「フッフッフッ。まあ、オープン戦といえどもな」と込み上げる笑いを止められなかった。

 1度はリードを許したが、追いつき、追い越した。最後は1番に定着した岡島が2死三塁で三遊間を破った。6試合で合計19得点の攻撃陣は物足りない。指揮官も「初回も4回も無死二塁で点を取れていない。ああいうところはキッチリ取らないと」と指摘した。

 しかし、開幕ローテに期待する先発陣が好結果を残し、戦いぶりは安定している。シーズンの開幕までに課題をあぶり出し、それを消していくことは重要な作業。ただ、現状では投打ともに大きなスキが見えてこないというのが現実だ。

 「打たれろ、とは言えんし、打つな、とは言えん。勝つな、とも言えんしな」。あまりにもぜいたくな悩みに苦笑いを浮かべ「で、中日はどうなんや」と古巣の状態を逆取材する余裕まで見せた。昨季日本一を勝ち取った自信が、チーム内には満ちあふれている。(井上学)

 

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