妻夫木らが５人兄弟の青春群像劇　フジテレビ「若者たち」７月スタート

　フジテレビ開局５５周年記念ドラマ「若者たち」が７月にスタートする。１９６６年に同局系で放送された同名ドラマをベースに、“今の社会”を切り取った青春群像劇。５人の兄弟と、彼らに影響を与える人々を通して今の若者たちを描いていく。

　５人兄弟の長男役に妻夫木聡（３３）、次男・瑛太（３１）、長女・満島ひかり（２８）、三男・柄本佑（２７）、四男・野村周平（２０）。５人の人生に大きく関わる相手に蒼井優（２８）、橋本愛（１８）、吉岡秀隆（４３）の３人が加わる。主題歌「若者たち」を森山直太朗（３７）が担当する。

　一緒に住んでいる兄弟たちが世の中の矛盾や理想について、ときには大げんかをしながら激論を交わすのが特徴。学歴や就職、リストラ、恋愛、結婚など、時代が変わっても普遍的なものから現代ならではの若者の悩みや問題が生じていく。

　６６年放送のドラマでは田中邦衛（８１）らが出演した。演出は、名作ドラマ「北の国から」の杉田成道さん。杉田さんは、６６年のドラマをテレビにくぎ付けになって見たという。

　石井浩二プロデューサーは「このドラマでしか見られない最高のアンサンブルを、今の若い人はもちろん、かつて“若者たち”だった方々も含めて、全ての世代に見ていただければ」と話している。