J3・藤枝MYFC、サポーターを排除？社員が応援エリアを乗っ取りか

公開日： 2014/03/10 : 国内サッカー

今季から設立されたJ3リーグで戦う、藤枝MYFC。日本初、世界でも２つめの、サポーターの有料会員による、インターネットでの議論・投票をもとに、経営や強化戦略などの方針を決めるクラブとして、2008年から活動している。

2012年からはJFLに参戦し、今季から念願のJリーグ加盟を果たした藤枝MYFCは、9日に初陣を迎えた。

アウェイ町田市陸上競技場で行われた町田ゼルビアとの開幕戦は、0－3で敗れたが、試合以上に気になる情報が入ってきた。

今まで藤枝MYFCの応援をリードし、支えてきたサポーターが、藤枝MYFCの社員によって排除されるような動きがあったというのだ。

藤枝MYFCは社員さんがコールリーダーだそうです。 #MYFC #FUJIEDA

— sin1 (@FUJIESTAsin1) 2014, 3月 9

藤枝MYFCのコールリーダーは藤枝MYFCの社員で、藤枝MYFCの応援は藤枝MYFCの社員が作ったチャントに変えられました。僕達が作ったチャントはもう使われないと思います。 #MYFC #FUJIEDA

— sin1 (@FUJIESTAsin1) 2014, 3月 9

@mikirenger いや、社員さんが応援を仕切るそうです。僕らは一切聞いてません。

— sin1 (@FUJIESTAsin1) 2014, 3月 9

今まで応援をリードし、まとめてきたサポーターはいつも通り、藤枝MYFCの応援に町田へと乗り込んだ。

しかし、応援エリアにはなぜか藤枝MYFCの社員が現れ、応援を仕切りだした。またそのコールやチャントは社員が作ったもので、今までサポーターの間で歌われてきたものは一切使われず、「社員が応援を仕切る」ということに関しても、既存サポーターは知らされていなかったようだ。

また、今までボランティアスタッフとしてクラブを支えていたサポーターも、これからは社員がやるからと、ボランティアでの貢献を拒否されたとの情報もある。さらに、近年は多くの特典があるファンクラブ設立するなど、設立当初から有料のネットオーナーとしてクラブを運営してきたサポーターを軽視する動きもあったようだ。

YouTubeを見ても、藤枝MYFCサポーターが作ったチャントの動画が数多く存在する。

JFLなどに参加する企業チームが、社員を動員し応援するのは理解できるが、ここはJリーグだ。

この件が事実ならば、Jリーグ加盟以前から応援し、藤枝MYFCの応援の歴史と文化を作ってきたサポーターへの冒涜といえる。

今のところ藤枝MYFCから公式の声明などはなく、今後の展開が注目される。次節は16日、藤枝MYFCはホーム、藤枝総合サッカー場でJリーグU-22選抜と対戦する。

記事 – さぽーたるふっとぼーる副編集長