日本経済新聞

3月10日(月曜日)

日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様
  • ヘルプ

コンテンツ一覧

日経ヘルス&プルミエ

フォローする

Myニュース

有料会員の方のみご利用になれます。
気になる連載・コラムをフォローすれば、
「Myニュース」でまとめよみができます。

花粉症の医師に聞く 「自らが服用する薬は何ですか」
医師1951人にアンケート調査

(1/2ページ)
2014/3/9 6:30
小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
保存
印刷
リプリント
共有

画像の拡大

 鼻がむずむず、目がしょぼしょぼ──。花粉症の患者にはツライ季節がやってきた。

 日本人に占める花粉症患者の割合は現在、3割にも上ると言われている。だとすれば、医師の中にも毎年花粉症に悩んでいる人が少なくないはず。そこで日経メディカル編集部は今回、「医師は自分自身の花粉症の治療のために、どんな薬をチョイスをしているのか」をテーマに、ミニアンケートを実施してみた。

■2月中旬時点で服薬しているのは約3割

 花粉症の症状を抑える「抗ヒスタミン薬」は、症状が出る前から服用した方がいいとする意見が根強い一方で、最近の抗ヒスタミン薬は症状が出てから飲んでも十分に効果があるという声もあり、服用開始のタイミングについては統一見解はないようだ。

 図1は、Webアンケートを行った2014年2月17日~23日の時点で、回答した医師本人が抗ヒスタミン薬を既に服用しているかどうかを聞いた結果だ。

図1 ご自身の花粉症の症状を抑える目的で抗ヒスタミン薬を服用していますか(n=1951、単一回答)
画像の拡大

図1 ご自身の花粉症の症状を抑える目的で抗ヒスタミン薬を服用していますか(n=1951、単一回答)

 回答した1951人の医師のうち、半数以上(54.7%)に当たる1067人が「自分が花粉症である」と回答。そのうち、364人(全体の18.7%、花粉症医師の34.1%)が、この時点で抗ヒスタミン薬を服用していた。

 この時期は、九州や四国などの一部地域を除けば、まだ花粉の飛散開始前に当たるので、花粉症医師の3割ほどは「症状が出る前から抗ヒスタミン薬を服用していた」と推測できる。

 服用開始タイミングを別にすれば、花粉症症状を抑えるために抗ヒスタミン薬を服用しているのは810人(全体の41.6%、花粉症医師の75.9%)に上った。花粉症の医師の8割近くは、シーズン中に抗ヒスタミン薬を飲んでいるわけだ。

 ちなみに今回のアンケートでは、ロイコトリエン受容体拮抗薬やトロンボキサンA2阻害薬といった抗ヒスタミン薬以外の抗アレルギー薬については調査対象から外し、「抗ヒスタミン薬を飲んでいるか」だけを尋ねている。

  • 前へ
  • 1ページ
  • 2ページ
  • 次へ
小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
保存
印刷
リプリント
共有
関連キーワード

花粉症、抗ヒスタミン薬、アレグラ、ザイザル、アレロック

つらい花粉症、どう治療

日経BPの関連記事

【PR】

【PR】

日経ヘルス&プルミエ 一覧

花粉症の医師に聞く 「自らが服用する薬は何ですか」

 鼻がむずむず、目がしょぼしょぼ──。花粉症の患者にはツライ季節がやってきた。日本人に占める花粉症患者の割合は現在、3割にも上ると言われている。だとすれば、…続き (3/9)

スギを蹴飛ばし、舞い落ちる黄色い花粉に身を隠す。かつては全国各地で見られた遊びのひとこまだ。スギの雄花1つには数十万個の花粉が入っているといわれる

長年悩まされた花粉症、肥満治療に「期待の新薬」続々

 毎年次々と登場する新薬。中でも今年の注目株は、花粉症や月経困難症など身近な症状を改善する新薬と、患者数が急増する糖尿病の新薬だ。…続き (3/2)

「東京ルール」の導入後、搬送先が見つからない救急患者の数は激減した

救急「受け入れNG」を6割減 東京ルールの成果

 救急車が患者を搬送しようとしても、行く先々で受け入れを拒まれる――。この問題の解消を目指して、東京都は救急患者受け入れの「独自ルール」を制定。ルール化から4年で、受け入れ困難事例件数を3分の1に減ら…続き (2/23)

新着記事一覧

最近の記事

【PR】

日経ウーマノミクス・プロジェクト

モバイルやメール等で電子版を、より快適に!

各種サービスの説明をご覧ください。

TwitterやFacebookでも日経電子版をご活用ください。

[PR]

【PR】

ページの先頭へ

日本経済新聞 電子版について

日本経済新聞社について