2014年3月9日20時49分
根本匠復興相は9日、国が除染の対象外としている農業用などのため池について、「去年の秋から農林水産省、環境省と話している。ため池の除染はやるようにしたい」と述べ、ため池の除染を進める考えを示した。東京都内で記者団に明らかにした。
福島県などが行った調査では、同県内にある農業用ため池576カ所の底の土から、1キロあたり8千ベクレルを超える高濃度の放射性セシウムが検出された。さらにこのうち14カ所では10万ベクレル超だった。ため池は住宅街にあったり、農業用水を供給したりするケースもあるため、以前から地元首長らが国による除染を求めていた。
また根本氏は、2015年度末で終わる東日本大震災被災地への復興交付金制度について、延長を検討する考えも明らかにした。
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