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読んで、飲んで、くつろぐIT空間、TSUTAYAがスタバと図書館を運営

2014/03/10
戸川 尚樹、西村 崇=日経情報ストラテジー (筆者執筆記事一覧
出典:日経情報ストラテジー 2013年9月号  pp.28-29
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 地方の図書館というと、どんなイメージを持つだろうか。建物は古く、本も日焼けしている。館内は広いが、スチールの本棚が並びどこも無機質。そんなイメージを覆すのが、2013年4月にリニューアルオープンした佐賀県の武雄市図書館だ(関連記事:CCCが運営受託した佐賀県武雄市の新図書館オープン、初日入館者は従来平均の7倍)。

 ここは通常の図書館とは一線を画す内装だ(写真1写真2)。館内は、大きな天窓と広い吹き抜けで開放的な雰囲気を醸し出す。

写真1●佐賀県西部の武雄市にある武雄市図書館。中心地から車で5分離れた御船山のふもとにある。カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が運営する。
(写真:諸石 信)
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写真2●地方にある図書館とは思えない洗練された内外装の図書館である
(写真:諸石 信)
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 その下に、文庫本や雑誌が平積みされたスペース「マガジンストリート」が広がる。文庫本や雑誌は、図書館の運営を担うカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が販売するものだ(図1)。

図1●武雄市図書館は、カルチュア・コンビニエンス・クラブなどと協業
(写真撮影:諸石 信)
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 DVDなどのレンタル店「TSUTAYA」を展開するCCCによって図書館体験はがらりと変わる。スターバックスコーヒーの店舗がありBGMが流れる中、奥のカフェスペースでは、利用者がカップを片手に、思い思いに選んだ雑誌や本を開く。雑誌は購入手続き前でも、館内で読める。

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