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[1]ロサンゼルスにプールはいくつある?

2014/03/10
加山 恵美=テクニカルライター (筆者執筆記事一覧

 アートというとテクノロジーとは対極にあり、また難解で親しみやすくないというのが大方のイメージではないだろうか。

 私は個人的にはあまり難しいことは考えず、現代アート中心に美術館巡りを趣味にしている。中でも毎年2月に開催される「文化庁メディア芸術祭」は必ず訪問している。これが毎年とても面白く、刺激を受けている。

 「メディア芸術」とは、デジタル先端技術や発明などを用いて表現する芸術のことを言うそうだ。確かに文化庁メディア芸術祭を見ると、「芸術」と銘打つものの、今まさに日常に普及しつつあるテクノロジーが作品に織り交ぜられている。

ITと関係が深いアート作品

 近年の受賞作を見ると、最新の人気ゲームやWebサイトも多く見かける。アートというよりは日常に普及しつつあるテクノロジーであり、ビジネス的な側面を持つものがここではアートとして評価されているのだ。

 これまで文化庁メディア芸術祭のアート部門やエンターテイメント部門を受賞した作品では、ITと関係があるものもしばしば登場している。

 例えば2012年のエンターテイメント部門で大賞を受賞した「Space Balloon Project」(大八木 翼/馬場 艦平/野添 剛士/John POWELL、日本/米国)はその代表格だろう。風船で宇宙飛行士の人形とスマートフォンを打ち上げ、打ち上げから落下までの間の背景とともに参加者からのツイートをスマートフォンに表示させるというものだ。

 メディア芸術祭会場では特殊なハッシュタグをつけてツイートすると、会場の画面に自分のツイートが宇宙を飛んでいるスマートフォンに表示されたものを見ることもできた(写真1)。

写真1●2012年の受賞作「Space Balloon Project」では専用のハッシュタグをつけてツイートすると宇宙を飛ぶスマートフォンに自分のツイートが表示される
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