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Wikipediaによると、"米トムソンサイエンティフィックの「世界で最も注目された研究者ランキング」で、2004年度に第8位、2005年度と2006年度に第1位、2007年度に第4位と連続でランクイン"と注目の的であり、"ノーベル生理学・医学賞の受賞は確実とまで言われていた"そうです。
しかし、"2011年に同分野の研究を行っていたジュール・ホフマンとブルース・ボイトラーが受賞したため、受賞の可能性は事実上消滅した"とのこと。
つなごう医療 中日メディカルサイト | 大阪大の審良教授 ノーベル賞逃す 論文発表数カ月の差(2011年10月4日)
審良教授は自然免疫の研究で、今回ノーベル賞を受賞した米国のボイトラー氏と競うように、優れた論文を発表していた。同じく今回の受賞者であるフランスのホフマン氏とは、昨年の慶応医学賞、今年のガードナー国際賞を共同受賞している。04年のコッホ賞は、審良教授と、ホフマン氏、ボイトラー氏の組み合わせだった。
今回のノーベル賞の受賞者は、自然免疫の2人と、獲得免疫のスタインマン氏という構成となった。(中略)
同じテーマの研究に2度ノーベル賞が与えられることは、まずない。
岸本忠三大阪大元学長の話 自然免疫の分野では、ホフマン氏とスタインマン氏の2人は欠かせない人物で受賞は当然。だが3人目が大阪大の審良静男教授でなかったのは残念だ。今回の受賞対象となったトル様受容体の働きに関する概念を論文で発表したのがボイトラー氏で、審良氏は数カ月遅かった。審良氏のこの分野への全体的な貢献は1番大きいし、論文の引用数も多いが、ノーベル賞の選考では、最初の概念の創始者ということを重視したのだろう。
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20111005152930528
なぜSTAP細胞は驚くべき発見なのか――STAP細胞が映し出すもの | SYNODOS -シノドス-
STAP細胞は「多能」ではなく「全能」?――iPS細胞との違い
得られた細胞を詳細に解析すると、ゲノムの状態は多能性に関連するシステムのスイッチが入った状態になっていた。さらにユニークな点でいえば、STAP細胞はこれまで多能性を持つ細胞の代表例として知られていたiPS細胞やES細胞と違い、胎盤は羊膜にも変化しうることが示されている。iPS細胞やES細胞は、基本的には体をつくるどんな細胞にでもなれるが、胎児を包む羊膜や、母胎とのジョイントシステムである胎盤には変化できないがゆえに「全能」ではなく「多能」と呼ばれてきたのである。
ただし、STAP細胞自体は、「幹細胞」という存在とは少し異なった存在である。幹細胞とは、前述の「いろんな細胞を作り出せる能力」(分化能)だけでなく、「自分と同じ能力を持った細胞を作り出す能力」(自己複製能)を持たなければならない。iPS細胞もES細胞もこうした条件を満たしているが、STAP細胞は試験管の中では、細胞分裂をして増殖することがほとんど起きない。しかし、ACTHというホルモンを培養液に加えてやると、STAP細胞は増殖を開始し、自己複製ができることが示されたほか、面白いことに、この細胞では胎盤などの細胞を作り出す能力が失われることも示されている。
これとは対照的に、STAP細胞の状態でFgf4というタンパク質を培地に加えると、ACTHの場合とは逆で体の細胞を造る能力が失われ、胎盤や羊膜にしか変化できなくなったのである。
http://synodos.jp/science/6918
日刊ゲンダイ|「STAP細胞」小保方さん 日本人女性初ノーベル賞の期待 2014年1月31日
小保方さんの受賞の可能性はどれくらいあるのか。2月に共著「ノーベル賞の辞典」の出版を予定している工学博士の秋元格氏に聞いた。
「早ければ5年後くらいにノーベル生理学賞を受賞できるかもしれません。今回の小保方さんの発見はニュートンの万有引力、キュリー夫人の放射能に匹敵する大発見だからです。ただ、実際に受賞するには、クリアすべき壁がいくつもある。現在、生後1週間の無菌状態の若いマウスの細胞でしか成功していない実験を、成長したマウスや、ウサギ、牛などさまざまな検体でも成功させ、研究の普遍性を証明してみせなければなりません。それには研究チームの総合力が求められるし、運も左右します」
http://gendai.net/articles/view/life/147644
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