2014年3月8日22時43分
川崎市中原区のアマチュア落語家中島邦雄さん(79)が8日、東京都江東区であった東京大空襲を語り継ぐ集いで、戦時中の「禁演落語」を披露した。当時、53演目が不謹慎だと自粛されていた。空襲では家族5人の命を奪われた中島さん。「自由に話して笑える世の中の尊さを知ってほしい」との思いを込めた。
「もう大丈夫だ、ってんで、前の川にぽしゃーん」。10日で東京大空襲から69年となるのを前に「東京大空襲・戦災資料センター」(同区)などが開いた集い。中島さんの軽妙な語りに約400人が沸いた。
1941(昭和16)年秋、落語界は酒や遊郭、浮気などに関する53演目を自粛した。中島さんがこの日選んだのは「後生(ごしょう)うなぎ」。子どもを川に放り投げるオチが自粛理由とされた。「戦争以外のことで命を粗末にするのはけしからんと。でも、戦争がどれだけ命を粗末にしたか」
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