無料で利用できる iCloud のスペースは 5GB に限られています。
このスペースには、iPhone・iPad のバックアップデータ・iCloud 対応アプリから保存した書類・iCloud メールで送受信したメールが保存されます。
一杯になってしまうとバックアップできない・メールを送受信できないといった問題が起こるので、使用容量には注意したいところです。
そこで今回は 5GB のスペースを有効活用するために、不要なデータを整理して iCloud の使用容量を減らす方法をご紹介いたします。
使用容量を減らすには？
5GB のスペースに保存されるデータは3種類あります。
- iPhone・iPadのバックアップデータ
- iCloud対応アプリからiCloudに保存した書類
- iCloudメール（○○○@icloud.com）で送受信したメール＋添付ファイル
特に「バックアップデータ」と「メール」が使用容量の増加を招きやすいので、この2つの使用容量を減らす方法をご紹介します。
方法その1：写真とビデオをPCに取り込む
iCloud に保存される、iPhone のバックアップデータには iPhone で撮影した写真・ビデオが含まれます。容量も大きくなりがちです。
そこで iPhone で撮った写真・ビデオは、定期的に PC に移動させましょう。
Windows の場合は【画像とビデオの読み込み】、Mac の場合はアプリケーションフォルダにある「iPhoto」あるいは「イメージキャプチャ」を使います。
取り込みが終わった後は、iPhone のカメラロールにある写真・ビデオを削除します。
こうすることで iCloud にバックアップするデータを減らせるので、iCloud の使用容量を減らすことができます。
方法その2：バックアップするアプリを減らす
iCloud にバックアップする場合、バックアップするアプリ・しないアプリを設定できます。こうすることで使用容量を節約できます。
まず、設定アプリの【iCloud】＞【ストレージとバックアップ】＞【ストレージを管理】を開きます。
左：【この iPhone】を選びます。
右：バックアップが不要なアプリをオフに切り替えます。
そのアプリのバックアップデータは削除され、以後 iCloud にはバックアップされなくなります。
すべてのアプリをバックアップするには、iTunes を使って手動バックアップを行う必要があります。
iTunesで手動バックアップを行う方法
iPhone を PC に繋ぎ、iTunes を開きます。
iTunes の【iPhone】ボタンをクリックしたら、【今すぐバックアップ】でバックアップを実行します。
方法その3：メールを他のアカウントに移動する
iCloud メール（○○○＠icloud.com）で送受信したメールの保存には、5GB のスペースが使われています。
そこで、iCloud から Gmail や Outlook.com などにメールを移動させましょう。
メールアプリで iCloud メールと他のメールアカウントを利用中であれば、簡単に移動させることができます。
左：【編集】をタップして…
右：移動させたいメールを選んで【移動】をタップ。
左：左上の【アカウント】をタップして…
右：他のメールアカウントを選びます。
これでメールや添付ファイルを iCloud のサーバから Gmail などのサーバに移動させられます。
5GB以上のスペースが必要な場合は？
iPhone をバックアップする・様々なアプリで iCloud のスペースを使う場合、5GB では足らない場合もあります。
そんな時は年額2,000円から追加スペースを購入できます。
iCloudの機能・容量に関するルールも確認しよう
前回は「5GB のスペースを使うデータ」と「使わないデータ」といった、iCloud の容量に関するルールをご紹介しました。
ご存知ですか? iCloudでバックアップされるデータには制限があります。
前々回は iCloud の機能をまとめてご紹介しました。まだ、使っていない機能があるかもしれません。もう一度確認してみましょう。
iCloud使ってますか? 使うとiPhoneが何倍も使いやすくなります。
参考
- iCloud：iCloud ストレージの管理 – Apple
- iCloud：メールボックスの容量およびメッセージの送信制限 – Apple
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