県は七日、職務中にカメラで女児のスカート内を撮影したなどとして、県奥越農林総合事務所の三十代の男性職員が、県迷惑防止条例違反と児童買春・ポルノ禁止法違反の両容疑で書類送検されたと発表した。
県農林水産部によると、職員は二〇一一年五月、大野市のイベント会場で女児のスカート内を公用カメラで撮影した疑いが持たれている。職員は記録用の写真撮影を担当していた。昨年十一〜十二月には子どものわいせつな写真を載せた本や雑誌の表紙を携帯電話で撮り、インターネットのオークションサイトで公開したとされる。
職員はサイトで公開した理由を「だいぶ前に買った雑誌をお金にしたかった」といい、盗撮については「よく覚えていない」と話しているという。
県農林水産部は「誠に遺憾。深くおわび申し上げる。厳正に対処し、再発防止を図りたい」と話している。
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