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【芸能・社会】T−BOLAN再び活動休止 19年ぶりの単独公演で衝撃発表2014年3月9日 紙面から 2012年に13年ぶりの再結成を果たした4人組ロックバンド「T−BOLAN」が8日、19年ぶりとなる単独公演を開催した。会場となった大阪市のオリックス劇場(旧大阪厚生年金会館)は、解散前の1995年3月26日、4人が最後のライブを開催した場所。当時のどに病気を患い、志半ばでステージを去ったボーカルの森友嵐士(48)は、置き去りにした19年分のファンへの思いを込めて、全27曲を熱唱した。また、アンコールでは4月26日に東京・渋谷公会堂で開かれる追加公演を最後に、再び活動を休止することを発表した。 「ただいまー!!」。森友のシャウトに、2400人のファンが総立ちとなり、「おかえりー!!」と大歓声で迎え入れた。 95年3月26日のツアーファイナル。原因不明の心因性発声障害を患っていた森友は、ドクターストップを振り切って何とか乗り切った。しかし、身も心もボロボロの状態で、不完全燃焼のままグループは活動休止。そして99年に解散を迎えた。 解散ライブすらできず、置き去りにしたファンへの思い。19年前にマイクを置いた場所に、その“忘れ物”を取りにいくことが、再結成した4人の最大の目的だった。 「こんな日が来るとは思ってなかった。みんなが応援してくれたおかげです。本当に心からありがとう!!」。森友は万感の思いであいさつした。 デビュー曲「悲しみが痛いよ」をはじめ、ミリオンヒット曲「Bye For Now」「離したくはない」など全27曲を披露。4年間で1700万枚のCDセールスを誇るモンスターバンドの集大成がついに完成した。 21日には、4人がデビュー当時からあこがれていた東京・渋谷公会堂のステージに初めて立つ。解散前にやり残した目標が2つ実現することで、4人に一つの答えが出た。 「T−BOLANとしてこの4人でステージに立つのは、今回と渋公(渋谷公会堂)でひとつマル(読点)を付けます。これからはまた、さらなる挑戦として新たな道を進んでいきます」 アンコールで飛び出した森友の衝撃発言に、客席から悲鳴が上がり、ショックのあまり泣きだす女性ファンの姿も。4月26日に渋谷公会堂で追加公演を行うことも重ねて発表。これで残り2公演となった。 「だからといって解散ではありません。これからのT−BOLANの挑戦をぜひ応援してください」。森友は笑顔でこう宣言した。 活動休止後、森友はソロ活動を再開。五味孝氏(48)はギターソロユニット「electro53」、ドラムの青木和義(47)とベースの上野博文(48)は新たなユニットを結成する予定という。それぞれが別の場所で進化を遂げれば、4人が三たびステージに帰ってくる日が来るだろう。 ◆7枚組CD発売へT−BOLANがこれまで発表した75曲をすべて収録した7枚組CD「T−BOLAN THE COMPLETE」が7月10日に発売される。付属する32ページのブックレットには未発表の写真も掲載される。 PR情報
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