【動画】十三火災から一夜 現場検証=熊倉隆広撮影

 大阪市淀川区の阪急十三駅近くの通称「ションベン横丁」で36店舗が焼けた火災で、大阪府警は8日、大阪市消防局とともに現場検証を始めた。横丁内の居酒屋「吾菜場(あなば)」付近が火元とみて、出火原因の特定を進める。

 府警などによると、居酒屋奥のトイレの外壁と、裏側の建物との間の数十センチの隙間から出火したとみられている。淀川署員と消防隊員計約60人が、この付近を中心に焼け方を調べた。

 周辺は通行規制が続いた。阪急電鉄によると十三駅西側の改札は閉鎖を続けている。焼けた建物が倒壊する危険が残っているためという。再開の見通しは立っておらず、利用客は東側の改札を使うよう係員らが誘導している。