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政治
海保、シュワブ内に拠点 辺野古移設 妨害行為を即排除
2014.3.7 11:55
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米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古への移設をめぐり、移設計画で沿岸部を埋め立てるキャンプ・シュワブ内に海上保安庁が拠点施設を確保していることが6日、分かった。施設は海上保安官の待機やボートの整備・収容に使う。防衛省は埋め立てに向けた現地調査を7月にも開始する予定で、海保は反基地活動家らの妨害行為を即座に排除するため、拠点を本格運用する。
キャンプ・シュワブは米海兵隊基地であり、在日米軍施設に海保の拠点を置くのはシュワブが初めてだ。沖縄周辺海域を管轄する第11管区海上保安本部(那覇市)が使用する。
拠点は2階建てのプレハブ施設。海保の要請を受け、米側の許可を得た上で防衛省が平成19年度補正予算で数億円かけて設置していた。海保は20年から使用し、施設にはゴムボートを10隻以上収容でき、整備器材も備えている。
防衛省は20年3月、普天間飛行場の代替施設建設に向けた環境影響評価(アセスメント)のためサンゴ礁の分布や生物の生息状況を確認する調査を始めるのに伴い、調査への妨害に備え海保の拠点を設けた。ただ、そのときは妨害行為は少なく、拠点はほとんど活用されなかった。
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