3月6日発売のグラフィックデザイン専門誌
『月刊MdN 2014年4月号』にて、「漫画のタイトルデザイン」という
漫画装丁ファン要チェックの別冊が付属しています。
別冊でピックアップされた作品は33タイトル。
「進撃の巨人」を皮切りに、レトロでオシャレなカバーが目立った
『さよなら絶望先生』、市川春子先生自身が装丁を手がける
『宝石の国』など人気作や注目作について、
大きな書影と共に、タイトルの使用フォントやデザインの要点、
デザイナーによる装丁のコンセプトやアイデイアの裏話など、
1作品につき見開き2ページで丁寧な解説が載っていました。
また、同別紙にはデザイン事務所、コードデザインスタジオと
ボラーレのインタビューも収録されて全79ページ。
雑誌のオマケにしては気合いが入りすぎています。
▲漫画のタイトルデザイン・甘々と稲妻1巻解説ページ
【特別付録小冊子・漫画のタイトルデザイン】
>>気になる33作品の漫画タイトル文字
>>コードデザインスタジオに聞くタイトルデザインの考え方
>>ボラーレに聞くタイトルデザインの考え方
この装:この装丁がすごい!(上:上位または特別枠)
種:ジャケ買いの種 通巻:通巻の表紙デザイン200作品
掲載作品のリストに、うちのブログで名前を出しているページを並べてみました。「
この装丁がすごい!2013」で紹介した作品など、装丁に目を奪われた作品のタイトルがいかにしてデザインされていたかを知ることができ、何となく手に取っていた、その何となくの部分が言語化して見えてくるため、ブログを読まれているカバーデザイン好きの方はかなり楽しめるのではないでしょうか。また、個々の解説にはベースとなったフォントの情報、もしくは「使用フォントなし」、といった情報があるのも重要です。『僕らはみんな河合荘』には「バースデイ19」というフォントが使用されているという情報が、個人的に大きな収穫となりました。
『吐息と稲妻』、『ぼくらは4月を夢見てる』でも使われていて気になっていたフォントなのですっきりしました。しかも、近いうちにこの情報は使いどころがあるんですよね(余談)。ちなみにこちらのフォントの販売ページにて、知りたい文字をプレビューで確認することがきます。 【参考:
バースデイ19】
本誌特集は、深夜の熱血アニメ『キルラキル』の極太文字演出。また左開きの漫画作品『Levius』のロゴタイプ解説と共に、気になっていたデザイン担当、gift unfolding casuallyさんのお話も載っていました。
充実の1+1冊です。
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2014年03月08日 |
周回遅れ漫画ニュース
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