<戦記もの>「ガルパン」「艦これ」ヒットで注目 人気の理由
まんたんウェブ 3月2日(日)9時0分配信
ここ数年、テレビアニメ「ガールズ&パンツァー(ガルパン)」や、ブラウザーゲーム「艦隊これくしょん-艦これ-」など実在した兵器やパイロットをフィーチャーした戦記ものコンテンツが人気だ。現在までに2回のテレビシリーズと劇場版が公開された「ストライクウィッチーズ」も大戦中の空軍兵器をモチーフとしており、テレビアニメが放映されるなど「歴女」(歴史好きの女性)ブームを呼んだとされる「戦国BASARA」シリーズも日本の戦国時代がテーマであり、広い意味では“戦記もの”だ。
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◇支持される「戦記もの」
一度きりであれば偶然かもしれないが、ほぼ毎年のようにヒット作が途切れずに現れ、「ガルパン」に至っては舞台のモデルとなった茨城県大洗町がファンの“聖地”となり、観光を活性化して町おこしを助ける現象は、一部マニアの域を超えている。「戦記もの」が、なぜ息長く広い支持を集め続けているのだろう。
戦記ものが作られ続ける理由は分かりやすい。歴史上の事件や人物は、版権や使用料に気兼ねせずに使える「貴重なフリー素材」というのがまず一つ。すでに数十年から数百年も人々に親しまれた「原作」でもあり、新作の懸念材料である知名度をクリアする上でも申し分ない。
コスト的な事情以上に、戦記ものは物語を作る人々のイマジネーションがわき出る源泉だ。「鎧伝サムライトルーパー」など戦記から想像を膨らませたジャンルは数十年来のアニメの定番であり、「キングダム」をはじめ戦国マンガも枚挙にいとまがない。数ある歴史小説も、後世に残された資料から生まれた2次創作といえる。
◇オタク知識が教養に
視聴者・ユーザー視点から見れば、戦記ものは、嫌う人がいないコンテンツである。一国の武将や無名の庶民までが生きる群像劇であり、主人公も子供時代から晩年までの人生が描かれ、年齢性別を問わず誰もが「自分」を重ねられる物語だ。
優れたコンテンツは間口の「広さ」と内容の「深さ」を備えている。ゲームやアニメはパッケージの購入や月額課金の負担を背負い続けるリピーターを引きつける「深さ」に重きが置かれるが、戦記ものはドラマやキャラクターから「史実」へとつながっており、歴史家が一生をかけるほどの「深さ」は保証されている。
最終更新:3月2日(日)18時6分
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