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原発反対 3000人が集会 福島3月8日 18時13分
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東京電力福島第一原子力発電所の事故からまもなく3年になるのを前に、原発に反対する大規模な集会が福島県郡山市で開かれ、参加者たちは国や東京電力に福島第二原発についても廃炉にすることなどを求める「集会宣言」を採択しました。
集会は福島県内の市民グループが開き、およそ3000人が参加しました。
作家の大江健三郎さんが講演し、「政府内には原発なくして日本の繁栄はないなどとして再稼働の動きがある。戦争のとき国民の多くが少しおかしいと感じながら、当時の政府を信じようとしたように、再び私たちがそんな話を信じようとすれば、日本の次の世代に未来はない」と述べ、福島から原発の廃絶を世界に発信していこうと呼びかけました。
また、地元の高校に通う仲野瑞保さんが「東電だけでなく、原発に反対しなかった大人や無関心だった大人にも責任はあると思う。福島に原発は要りません」と訴えました。
このあと参加者たちは、福島第二原発についても廃炉にすることや、すべての被災者が生活を再建できるまでひとしく支援することなどを国や東電に求める「集会宣言」を採択しました。
市民グループは近く、この宣言を「要請書」として政府に提出する方針です。
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