STAP細胞 作製手順公開で浮かんだ「新たな矛盾」
2014年3月7日 掲載
理化学研究所のHPから
つまり、TCR再構成という“証拠”が「STAP細胞」のキメ手になったといっていい。それが、今回公開された作製手順では、アッサリと「なし」と書いてあるのだから驚きだ。
■実験成功の“証拠”はどこへ
理研は「『STAP細胞』の段階ではTCR再構成は確認されたが、(STAP細胞からできた)8クローン(マウス)の『STAP幹細胞』では確認されなかったということ。(疑義の点については)現在、調査を受けていることもあり、クリアになった後で、きちんと議論する場を設けたい」(広報担当)と言った。
マウスでTCR再構成が確認されなかったのに、なぜ実験に成功したと断言できるのか。確認されなかったのは、たまたまなのか。それとも、T細胞ではなく、別の細胞が作用したものなのか。分からないことばかりだ。