フィギュア:IOCがキム・ヨナ発言を歪曲報道

「ソトニコワに勝つのは難しかった」
キム・ヨナ側「そんな話していない」

 国際五輪委員会(IOC)がキム・ヨナ(23)のインタビュー発言を歪曲(わいきょく)報道したとして騒動になっている。

 IOCは6日(現地時間)、公式ホームページに「ユース五輪はソチ五輪の成功を鼓舞する」という記事を掲載、2012年にオーストリアのインスブルックで行われたユース冬季五輪に出場した選手のうち、ソチ五輪で好成績を挙げた選手たちを紹介した。アデリナ・ソトニコワ(17)=ロシア=もその一人だ。IOCは「ソトニコワのライバルであるキム・ヨナは、(ソチ五輪での)敗北に寛大な姿勢を見せた。キム・ヨナは『ソトニコワは技術的に優れた選手だった。今夜、勝つのは難しかった』と語った」と報じた。また「キム・ヨナは『私たちは今夜、金メダルをめぐって競い合ったが、最終的にソトニコワが1位になって金メダルを取った』と語った」とも書かれている。ところが、キム・ヨナ側は記事の内容が事実と違うと強く反論した。キム・ヨナのマネジメントを手掛けるオール・ザット・スポーツは「キム・ヨナはIOCをはじめ、どの関係者にもそのような話をしたことがない。電子メールや電話でIOCコミュニケーション・チーム関係者にそうした内容を訂正してほしいと正式に要請した」とコメントした。

 一方、金メダルを取った後「次の目標は世界選手権優勝」と語っていたソトニコワだが、世界選手権に出場しない見通しとなった。ロシアは世界選手権出場予定選手リストにユリア・リプニツカヤ(15)ら2人を登録、ソトニコワは候補選手(出場予定選手が試合に出られなくなった場合の控え選手)リストに入っているとのことだ。

オ・ユギョ記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース