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佐村河内守作曲 交響曲第一番 HIROSHIMA

完全に聴力を失いながらも作曲家として活動を続ける佐村河内守(さむらごうち まもる)。
彼の作曲した交響曲第1番≪HIROSHIMA≫は、全聾の苦しみの中で作り上げた、奇跡の大シンフォニーです。
2012年、その半生と作品がテレビで紹介されると、絶大な反響を呼び、クラシックとしては異例の大ヒットを記録。
全国の音楽ファンの心をとらえて離さない感動の大作。ぜひお聴き下さい。

佐村河内守 作曲
交響曲第1番《HIROSHIMA》
大友直人,東京交響楽団

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全ての聴力を失う絶望を経た作曲家、佐村河内守が完成させた《交響曲第1番》。
中世以来の西洋音楽の歴史を包含し、ブルックナー、マーラー、ショスタコーヴィチ等、ロマン派シンフォニストの系譜を受け継ぐこの交響曲は、佐村河内の出自(被爆二世)が反映された自伝的作品でありながら、「闇が深ければ深いほど、祈りの灯火は強く輝く」という作曲者の言葉に象徴されるように、東日本大震災の惨禍を経験した私たち日本人の心にも深く通じる、魂を救う真実の音楽といえます。
最終楽章、苦しみと闇の彼方に、希望の曙光が降り注ぐ−−。 現代に生まれた「奇跡のシンフォニー」を、是非お聴きください。


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◇各著名人からも絶賛の声が挙がっています◇

ヒロシマは、過去の歴史ではない。
二度と過ちをくり返さないと誓った私たちは、いま現在、ふたたびの悲劇をくり返している。
佐村河内守さんの交響曲第一番《HIROSHIMA》は、戦後の最高の鎮魂曲であり、
未来への予感をはらんだ交響曲である。
これは日本の音楽界が世界に発信する魂の交響曲なのだ。
五木寛之(作家)

あまりにも異形であまりにも巨大。しかし何より重要なのは、
この大作が確かに聴く人の心を突き動かすということだ。
吉松 隆(作曲家)

壮大なスケール感をたたえながら、
細部の一音一音にまで魂のこもった音が書き込まれている。
作曲家の、深い思いから生み出された
「祈り」と「希望」の音楽とも言えるでしょう。
大友直人(指揮者)

【プロフィール】佐村河内守(さむらごうちまもる)

被爆者を両親として広島に生まれる。4歳から母親よりピアノの英才教育を受け、10歳でベートーヴェンやバッハを弾きこなし「もう教えることはない」と母親から告げられ、以降、作曲家を志望。中高生時代は音楽求道に邁進し、楽式論、和声法、対位法、楽器法、管弦楽法などを独学。
17歳のとき、原因不明の偏頭痛や聴覚障害を発症。高校卒業後は、現代音楽の作曲法を嫌って音楽大学には進まず、独学で作曲を学ぶ。
1988年、ロック歌手として誘いを受けたが、弟の不慮の事故死を理由に辞退。聴力の低下を隠しながらの困難な生活が続く中、映画『秋桜』、ゲーム『バイオハザード』等の音楽を手掛ける。
1999年、ゲームソフト『鬼武者』の音楽「交響組曲ライジング・サン」で脚光を浴びるが、この作品に着手する直前に完全に聴力を失い全聾となっていた。抑鬱神経症、不安神経症、常にボイラー室に閉じ込められているかのような轟音が頭に鳴り止まない頭鳴症、耳鳴り発作、重度の腱鞘炎などに苦しみつつ、絶対音感を頼りに作曲を続ける。
2000年、それまでに書き上げた12番までの交響曲を全て破棄し、全聾以降あえて一から新たに交響曲の作曲を開始。同年から障害児のための施設にてボランティアでピアノを教える。 2003年秋、『交響曲第1番《HIROSHIMA》』を完成。