3歳首輪監禁:母親も逮捕「いたずらしないようにした」

毎日新聞 2014年03月08日 12時55分

 3歳の長男に犬用の首輪を付け拘束したとして父親が逮捕された事件で、徳島県警徳島東署は8日、母親で介護士の山下美幸容疑者(23)=徳島市鷹匠町4=を逮捕監禁容疑で逮捕した。美幸容疑者は「走り回ったり、いたずらしないように、夫と2人で相談して自由に動き回れないようにしていた」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は、2月14日午後5時〜15日午後0時半ごろ、自宅マンションで、夫の翔吾容疑者(26)=逮捕監禁容疑で逮捕=と共謀し、長男の首に犬の首輪を付けたうえ、革製のひもをベランダの窓の鍵の部分につないで監禁した、としている。

 徳島東署によると、美幸容疑者が仕事などのため外出する際、首輪を付けて監禁し、翌日帰宅するまでつないでいた。夫も外出する時間帯があり、その間は長男が1人だけで自宅にいたという。

 事件は、夫の知人がひもにつながれた長男を目撃し、警察に相談して発覚。先月25日の夫の逮捕を受け、長男は県中央こども女性相談センターが保護し、徳島東署が美幸容疑者から任意で事情を聴いていた。【阿部弘賢】

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