● コープふくしまが調査

 コープふくしまは6日、県内100世帯が実際に食べた食事に含まれる放射性物質の量を調べたところ、最大でも厚生労働省による基準の4%にとどまった、と発表した。

 昨年11月から今年2月までに県内全域の100世帯から2日分の食事の提供を受け、各世帯ごとに調べた。最大値をみると、セシウム137が1キログラムあたり2・6ベクレルで、セシウム134が同1・1ベクレルだった。この食事を1年間食べ続けた場合、内部被曝(ひばく)は計0・04ミリシーベルトになるという。厚労省が定める基準、年1ミリシーベルトの4%だった。

 コープふくしまは2011年秋から半年ごとに同様の調査を続けている。宍戸義広常務理事は「数字をどう感じるかは人によって違う。ただ、食事中の放射性物質の割合が基準よりかなり低い、という事実を知って欲しい」と話している。