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【ゴルフ】

森田理香子が全開発進

2014年3月8日 紙面から

16番でティーショットを放つ森田理香子=沖縄・琉球GCで(武藤健一撮影)

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◇ダイキン オーキッドL<第1日>

 ▽7日、沖縄県南城市・琉球GC(6473ヤード、パー72)▽曇り、気温14・7度、風速10・2メートル▽賞金総額1億円、優勝1800万円▽108選手(うちアマ4人)▽観衆3665人

 今年も賞金女王はお任せ−。国内女子プロゴルフツアーが開幕した。2年連続賞金女王と大会連覇を目指す森田理香子(24)=リコー=が、ダブルボギーを先行させながらも残りホールを5バーディー、1ボギーの70で回り、首位と3打差の2アンダー5位につけた。米ツアーから今季は日本に主戦場を戻した上田桃子(27)は7位タイ発進。韓国のイ・ボミ(25)が5アンダーで単独首位に立った。森口祐子(58)=ゴールドウイン=がツアー最年長出場記録を更新した。

 賞金女王は「もう過去のこと」。年女の“午(うま)年モリコ”が、スターティングゲートを勢いよく飛び出した。

 前日、報道各社合同インタビューで「今年はダブルボギーを打たない」と宣言した。ところが、1、2番をパーセーブした後、3番パー3でグリーン右バンカーから3メートルに乗せ、そこから3パット。「パチンって打っちゃった。きょう一番もったいなかった」と後悔するダブルボギー。いきなり公約違反だ。しかし、そこからが、今季の賞金女王レース本命の見せどころだった。

 4番パー5で第3打を1メートル弱にピタリと止めて、まずは今季初バーディー。5〜12番はパーを重ね、圧巻は終盤6ホール。13番パー3で1メートルを決めると、14番でも4メートルを沈めて連続バーディー。16番こそボギーにしたが、17番で1・5メートル、最終18番でも1メートルのバーディーチャンスを確実にものにし、上がってみれば2アンダー。首位に3打差5位の絶好位だ。

 「ショットはよくなかった。でも、よくない中でもチャンスをしっかり取ってアンダーパーで回れた。ダボを打っても焦りは感じなかったし。ちょっと恥ずかしかったですけどね」

 昨年の苦しい賞金女王争いが、精神面を成長させた。「いいことはずっと続かないし、つらい時も来る。去年のシーズン、そういう経験、勉強をさせてもらった」という。

 初日は第2集団につけた。「あと2日。自分の調子に自信があるわけじゃないけれど、狙っていかなきゃいけないと思ってる。悪い位置じゃない。優勝目指していかなきゃ」。今シーズンも開幕からツアーをモリコ色に染めてみせる。 (月橋文美)

 

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