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【プロ野球】

中田またゼロ封 OP戦8イニング無失点

2014年3月8日 紙面から

◇オープン戦 ソフトバンク8−0DeNA

DeNA−ソフトバンク 5イニング無失点と好投したソフトバンク先発の中田=横浜スタジアムで(大泉謙也撮影)

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 ソフトバンクの中田が5イニング無失点。5安打を許したが、ストライク先行で傷口を広げなかった。柳田と江川が3ランで長打力をアピール。DeNAの開幕投手候補、三嶋はカウントを整える球を長打され、4イニング5失点と精彩を欠いた。

 中日での9年間に61勝を挙げた右腕は、落ち着き払っていた。ソフトバンクの中田は4回、1死から筒香に左前打を浴びた。続くバルディリスへの5球目。内角を狙ったが死球となり、一、二塁。だが多村をスライダーで右邪飛、松本をフォークで空振り三振に切り、何事もなかったかのようにベンチへ戻った。

 続く5回も2死から山崎に二塁打を浴びたが、梶谷を3球三振。「前回(1日の楽天戦)よりは、うまく投げられたと思います」。5イニングを投げ、被安打5の無失点。再三得点圏に走者を背負いながらも、要所を抑えた。これでオープン戦は1日の楽天戦から8イニング連続無失点。先発が予想される開幕2戦目の29日・ロッテ戦へ向け、調整は万全そのものだ。

 「デッドボールの後、どうなるかなと思ってたけどね。順調だよ」。秋山監督の頬も自然と緩む。開幕投手に内定している摂津は、5日の阪神戦で4イニング無失点。開幕2カード目に先発予定のスタンリッジ(前阪神)は4日の阪神戦で3イニング無失点。中田も続いて好投し、チームは3試合連続で完封勝利を飾った。

 中田について郭泰源投手コーチは「ローテーションピッチャーだからね、期待しているよ」とにんまり。Bクラスに沈んだ昨季、ローテを守りきったのは摂津1人。それが今季はスタンリッジと中田が加わり、オープン戦から結果を出している。

 中田は柱としての自覚も十分で「まだまだ(コースに)投げられていない部分もある。実戦の中で球数を増やしながらしっかり調整したい」。次回は14日、ウエスタン教育リーグの中日戦(ナゴヤ)で100球前後を投げる見込みだ。 (倉成孝史)

 

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