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【サッカー】

岡崎2発 Aマッチ歴代単独3位

2014年3月6日 紙面から

チーム4点目のゴールを決める岡崎(左)(布藤哲矢撮影)=国立競技場で

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◇キリン・チャレンジカップ 日本4−2ニュージーランド

 誰よりも必死にボールを追い続け、泥くさくゴールを積み重ねてきた男が、日本サッカー史に新たな名を刻んだ。2得点を挙げた岡崎は日本代表通算得点を「38」に伸ばし、原博実(現日本サッカー協会専務理事)の37得点を抜き、歴代3位に浮上。「自分が日本代表にいたという証明になる」と謙虚に喜んだ。

 岡崎というFWを表す2発だった。前半4分の先制点は香川のロングパスに反応。「トラップは失敗したけど、あきらめずに行った」と必死に右足を伸ばして相手GKの脇を抜いた。同17分の自身2点目はDFラインの裏で本田のヒールパスを受け、左足ダイレクトで振り抜いたシュートを相手GKがこぼしてゴールへ。「運も50%。原さんを早く抜けってことだったのかな」と笑った。

 「自分のゴールって平凡だと思いますね」。そう振り返ったように、決して華麗なストライカーではない。それでも自分のスタイルへの自負はある。前回の南アW杯出場を決めたウズベキスタン戦での得点を自らのベストゴールに挙げ、「僕らしさが凝縮されていた。あんなドタバタしたシュート、誰にも決められない」と胸を張った。何より、結果を出し続けてきたことに価値がある。「どんなゴールでも、とり続けなければここにはいない。必死の38点です」。手にした勲章は、誰よりも代表に貢献してきた証拠だ。 (宮崎厚志)

 

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