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【大リーグ】松井臨時コーチ、ひとまず区切り 古巣ユニホーム着用で「いい時間過ごした」2014年3月6日 紙面から
【タンパ穐村賢】ヤンキースの春季キャンプに臨時コーチとして参加していた球団OBの松井秀喜さん(39)が4日(日本時間5日)、コーチ業に一区切りをつけ、当地を離れた。先月20日の野手組キャンプインから2週間弱、伝統のユニホームに袖を通し、打撃投手を務めるなど練習をサポートした松井さんは「ユニホームを着て、グラウンドに出ると気持ちは野球人。懐かしさ(を感じる)とともにいい時間を過ごせた」と充実感を漂わせた。 オープン戦の本拠地初戦では、2009年ワールドシリーズ以来5年ぶりとなる上下ピンストライプ姿も披露。かつての盟友ジーターらとも旧交を温め、「ヤンキースは僕にとっては特別なチームですし、呼んでいただいて感謝している」としみじみ語った。 今年鳴り物入りでヤ軍に入団した田中将大投手(25)には、03年に入団した自身の姿を重ね合わせた。ただ、「いろんなものを背負っているという感じはしなかった。彼のペースでできているという印象」。仲間と早々に打ち解け、リラックスして練習する背中には頼もしさすら感じた。14歳下の後輩に「僕もファンの人と同じ視点で応援している」と最後はエールを送った。 自身の今後については「現時点では分からない」と白紙を強調したが、再びヤ軍臨時コーチとして今季、球団のお手伝いをすることはあるという。巨人の臨時コーチから数えれば、1カ月余りのロングランで「選手とは逆の立場でいろいろ感じるものはあった。この経験が将来生きるかどうかは分からないけど、いい経験になった」。日米で待望論がある。松井さんの指導者としての肩書から「臨時」が取れる日はそう遠くない。 PR情報
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