5回の投球を終えベンチに戻る巨人・宮国(戸田泰雅撮影)
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◇オープン戦 日本ハム10−4巨人
北海道の夜風が余計に寒く感じる。巨人は先発の宮国が5イニングで8安打7失点の乱調をみせたかと思えば、バックも拙守を連発。攻撃のバリエーションのテストとして「2番・遊撃」で先発出場した井端も1回に左肘に死球を受けて途中交代と、踏んだり蹴ったりの一日になってしまった。
「守りに入った守り、守りに入った攻撃という部分は悔いを残す結果になる」。ふがいない若手に活を入れた原監督の顔は険しい。それもそのはず。事前のプランが試せなかった上、自滅での2桁失点。声にイライラ感が自然とにじみ出た。
指揮官は15日ごろまでは攻守のパターンのテスト期間だけではなく、若手のサバイバル期間と考えている。「そんなに時間はないよ」。練習する選手を見ながら思っているという。しかし、原監督の考えはこの日の選手には正確に伝わっていなかった。その象徴が4回にみせたプレーだ。
1死二塁から稲葉が放った飛球を見た中堅の大田がチャージをちゅうちょ。アウトと思えた打球を安打にしてしまった。大田は続く小谷野の打球も判断を誤り、2点目を献上。井端に代わり遊撃に入った藤村もゴロを一塁へ投げられないミスと失策を犯し、大量失点を招いてしまった。
「1イニング6アウトをというふうだもんね…」と原監督はぶ然。しかし、悪いことばかりではない。死球の井端は軽症ですみそうで、試合後は「大丈夫だと思います」と語って球場を後にした。5日も札幌で試合が続く。再び引き立て役になる気はない。次こそ、昨季セ・リーグ王者の風格を見せつける。 (川越亮太)
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