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【プロ野球】

大谷、特大アーチ 強肩も見せた

2014年3月5日 紙面から

日本ハム−巨人 1回裏2死、左中間に本塁打を放った日本ハムの大谷=札幌ドームで(戸田泰雅撮影)

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◇オープン戦 日本ハム10−4巨人

 日本ハムの大谷が1回にソロ、4回は二塁打で存在感を示した。中田が5回に左越えソロ。新外国人メンドーサは1回に制球がばらついて3失点したが、以降は修正して立ち直った。巨人の宮国は甘い球を痛打され、7失点と苦しんだ。

 いきなり、ぶち込んだ。日本ハム・大谷が本拠地初のオープン戦に3番左翼で出場し、1回の第1打席の初球を中堅左に1号ソロ。19歳は「芯には当たったけど、こすり気味だった」と振り返ったが、打者としての非凡な才能をあらためて証明した。

 仕留めたのは宮国が投じた144キロの外角直球。大谷は「左中間に流すのが基本です」とサラリと言ってのけたが、主砲の中田に「あいつのは芸術。逆方向に打つのはスラッガーの証し。自分も見習わないと」と言わしめるほど、衝撃的な一発。4回の第2打席でも右翼線二塁打を放ち、十分な結果を残した。

 「二刀流」挑戦の2年目。キャンプではチーム方針で投手中心の練習メニューをこなした。「打撃は後でこっそりやります」。ひとり室内練習場に入り、バットを振り込んだ。実戦での打席数も少ないが、ベンチでも投手の投球にタイミングを合わせるなどの工夫を重ね、感覚を養った。

 守備でも3回、左翼線の打球を素早く処理し、ワンバウンドの好返球。二塁を狙った村田を悠々と刺した。“開幕戦”に訪れたファンを攻守で魅了。大谷は「方向性は間違っていない。札幌ドームで幸先のいいスタートを切れました」と、充実の笑顔をにじませた。 (佐藤啓)

 

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