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【プロ野球】

ヤクルト新打順 BMズバリ弾

2014年3月7日 紙面から

オリックス−ヤクルト 1回表2死、中越えに先制ソロを放つバレンティン=京セラドーム大阪で(潟沼義樹撮影)

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◇オリックス4−3ヤクルト

 ヤクルトは新打順が機能した。バレンティンが3番打者として初本塁打すると、4番ミレッジも一発を放った。オリックスは先発の東野が3イニング1失点と復調を印象づけた。坂口はオープン戦初安打を記録するなど2本の二塁打を放った。

     ◇

 ヤクルトの新打線が火を噴いた。3月に入ってから3番にバレンティン、4番にミレッジと、昨年とは打順を入れ替えているが、6日のオリックス戦で今季初アベック弾が飛び出した。小川監督は「彼らはうちの打線に欠かせない存在。バレンティンは順調に来ているし、例年スロースターターのミレッジに一発が出たのは大きい」と、手応えを感じてきたようだ。

 特に調子がいいのが、4年連続キングを狙うバレンティンだ。1回2死、内寄り低めの直球をすくい上げると、推定飛距離145メートルの特大ソロを中堅上段席に放り込んだ。第2打席は四球を選び、8回1死二塁で回ってきた第4打席は中前適時打も放ち、3打数2安打2打点。逮捕騒動での出遅れがウソのような好調さで、オープン戦は5試合で打率4割2分9厘、出塁率は5割2分9厘にもなる。

6回表2死、左越えに同点ソロを放つミレッジ

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 昨シーズンの出塁率もリーグトップの4割5分5厘。「昨年はバレンティンの前にいかに走者をためるか考えていたが、あれだけの出塁率があるので、今季はバレンティンをいかにかえすか、アイツの後ろをどうするかを考えた方がいい」と、小川監督は新打順の意図を説明した。それだけではない。「単純に、得点能力が一番高いバレンティンに、一回でも多く打席が回るように」という意味もあれば、強力な4番が後ろに控えていれば、敬遠が減る効果も期待できる。

 そのためにも4番の存在が大事になる。これまでにも「川端やユウイチはヒットは打てるけど長打は少ない。やはり4番は一発が打てる打者じゃないと、投手への威圧感が違う」などと話してきたが、その4番候補ミレッジが文字どおりの一発回答。『3番バレ構想』が現実味を帯びてきた。 (竹村和佳子)

 

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